先日、丹波哲郎さんが亡くなった。
REIKOの好きな俳優さんの一人でした。だって、どこを切っても「丹波哲郎」で、それでも誰も嫌いな人がいなくて、慕われていた稀有な俳優さんの一人だと思うのです。いろんな逸話があるよね。名作には必ず登場してくる。重鎮ですわ。
日本の映画界は、またひとつ大切な宝物をなくしたのかもしれません。
で、砂の器のDVDはもとより持っているのですが、デジタルリマスター版が発売されたと聞いて、思わず買っちゃいました。
ホームシアターセットのある我が家でも、正直違いはわからなかったですが(汗)「夜中だから、最初の部分だけちょっと観てみようね」で始まったノブ父と二人の鑑賞会。
結局、最後まで観てしまい、寝不足。途中ではやめられません。
砂の器 デジタルリマスター 2005
これは、父と子の宿命。通る道は違っても、誰もが背負っているもの。
「砂の器」は学生の頃に観たときと、新婚の頃に観たときと、親になってから観たときと、そしてノブに障害があるとわかってから「拒否」→「受容」→「再生」のそれぞれの過程で私たちにいろんなことを教えてくれる名作です。
ノブ父いわく、「これはバイブルだ」
これからも、何かの節目にREIKOはこの映画を観るんだろなぁ。
そういう映画を、真の名作だと思う。

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