先日、PerfumeのMV集Perfume clips2が発売され
個人的に買う目途がついたので購入いたしました。
ブルーレイの限定版はカバーが動く写真のようになっています。
16曲のMVと限定盤のみの追加ディスクには、Perfume3人による
オーディオコメンタリーがついており、Perfumeの素顔も知る事が出来ます。
MVの多くはCD限定版に付属していたMVがほとんどで目新しいものは殆どありませんが。
ブルーレイになった事により、映像の美しさと音質は向上していて
より芸術的なMVを楽しむ事が出来るようになっています。
★私がPerfumeのファンを続けている訳
自分がPerfumeの存在を知ったのは、10年前Perfume自身のブレイクの切っ掛けになった
「ポリリズム」という曲を嫁に勧められて聴いた時である。
それまでテクノミュージックとは縁遠いというか耳慣れない音楽であったのだが
自分が好きなゲームミュージックに近い部分も多聞にあり
彼女たちの歌声が「好みの音」であったことから一気にハマってしまった。
音楽としてもそうだが、ミュージックビデオの独特の世界観に何よりも惹かれ
CDシングルを買うときは絶対にMVの入ったDVDがついている限定版を買う事にしている。
何故かと言えば、MVはPerfumeとしての集大成であり完成された作品だからだ。
個人的にこのグループは絶妙なバランスの上に成り立っていると思っている。
パフォーマーである3人はウェーブヘアのあーちゃん、ショートののっち
ロングストレートのかしゆか、と分かりやすいアイコン付けをされ。
楽曲を全面的に担当している中田ヤスタカの世界観
MIKIKO氏による独特の振付は3人の世界観をしっかりと構築し個性を生み出している
その上で、映像クリエイター達による、独創的で挑戦的な作品の数々は
観るものをワクワクさせ、無機質に感じる事もあれば垣間見える有機的な部分が
現代社会の人間とハードウェアとの関わりの様で面白いのだ。
何か一つ欠けただけでも成り立たないPerfumeというグループは
そこにある事が当たり前となっている現代社会の縮図の様であり
儚さと力強さ、無機質と有機質、人工的であり人間性もあり
様々な相反する事象が作り上げているものだと感じるのである。
現代のアイドルの殆どが序列をつけられ、ファン同士が主張し争う中
Perfumeは
平等とは違う個性の中に作られた完全なる「和」
が理想的でとても美しいのだ。

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