2019年12月19日の早朝
妹分である娘の声を聴いた後、あなたは1回だけ「にゃあ」と鳴いて
天国へと旅立っていきました。
私と嫁、娘は深い悲しみに包まれましたが
あなたが遺してくれたものを思い出して、今も生きています。
2003年の夏、家の前でヨレヨレになっているあなたを保護してから
私たちの暮らしは始まりました。
先住猫である「ぷく」との関係も良く家族の一員となってくれました。
あなたは活発なぷくと違って、臆病でおとなしい猫で
家族以外の人間には姿を見せる事すら稀でしたけどね。
でも、私に家族が出来て娘も産まれて
あなたは、少しづつ、人と触れ合うのが好きな猫になっていきました。
ぷくが天国に旅立ち、心に穴が開いてしまった時も
あなたは家族の心に寄り添ってくれましたね。
誰かが体調を崩したり、悲しんでいるときは
そっと寄り添って、のどを鳴らして癒してくれる
誰よりも優しい心の持ち主でしたね。
プリンのおかげで救われたときは多く、家族全員が感謝しています。
あなたが居なくなって心にぽっかりと穴が開いてしまった。
この穴は、あなた以外では埋められないし、埋めるつもりもありません。
空いた穴が、胸を締め付けてくるときもあるけれど
そんなときは、あなたにしてもらったことを思い出して落ち着かせています。
私がそちらに行く事はまだできないけれど
もし、私が天国に行ったときは
ぷくと一緒に出迎えてくれるといいなあ。
本当に、ほんとうにありがとう
プリンと過ごした年月は決して忘れません。
そして天国から私たち家族を見て、何かあった時は
たまに声をかけてくださいね。
さようなら、そしてまた会いましょう。

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