今日は久々の完全OFF。浅草へ出かけた。連れは小学5年生になるセガレ。
お目当ては、九代正蔵の襲名公演が行われている、「浅草演芸ホール」。開演前に入場したが、日曜日ということもあり、満員だと。まぁ、入場拒否でなく、入れてはくれたが、「立ち見になります」と言われる。覚悟して入場したが、気の利く若い衆が「あっ!あそこなら?」と2階の桟敷席へ案内してくれる。うまいことに空いている。高座に向かって右端ではあるが「最前列」確保である。
ハナから、真打まで5時間近い時間である。興味があるとはいえ、小5のバカセガレ、最後まで耐えられるかが心配であったが、多少の倦怠感はあったものの奴さんなりに最後までたのしんだようである。若い落語ファンが増えたと思えば、同じ落語ファンとして、そして父親として嬉しいものである。
しかし、正蔵師匠、こんなに人気あったっけ?元々、名門出身で育ちがよい、また彼自身の人柄がよさそうに見えるのは間違いないが、落語ファンならず一般庶民的なオジサン・オバサンまでがこれほどまで祝ってくれるとは・・・。ヒロミは今、後悔しているであろう。(これは、筆者、ラジオの投稿に使わせていただいた)正蔵師匠には今後、一層、我々を楽しませてくれるであろうことを信じている。
ところで、かなり前の話になるが、前○忠○なる芸能レポーターがこぶ平時代、ちょっとしたやんちゃを仕出かしたこぶちゃんに「あんたに芸はあるのか?」と失礼な言葉を投げかけたことがあった。当時は若く、未熟だったかも知れないが芸人は「化ける」のである。彼のような、何も本質を持たず、精進することも無く、ただ人の揚げ足・しくじりをあげつらって食っているような「偽インテリ」とは了見が違うのである。頭でも丸めて、正蔵師匠の前に土下座をするくらいの気量(あるとは思えないが)でも見せて欲しいものである。


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