昨日からマスコミにも取り上げられている話題について述べてみたい。
政治・経済、社会、スポーツ等々、いろいろある中で、1つに絞るのは難しいのだが、やはり本日はこの話題。
サッカーW杯の代表メンバーの発表について。
と言うより、正確には発表を受けた
スポーツ紙の「見出し」について。
FWに巻選手が選ばれたと言うことが
「サプライズ」だったということでほとんどのマスコミが熱く報道していた。
ほとんどの意見は本命・久保選手の体調を考慮すれば致し方ない・・・・という論調だったと思う。
その中で異彩を放ったのは某スポーツ紙である。
1面で「久保選手・落選」を伝えた。コレは彼の可能性を考えれば、仕方が無いことだと思う。
しかし、いただけなかったのはその中の
「小さい見出し」である。
かく言う筆者も。TVの情報番組で見ただけで、実物は読んでいない。いや、読みたいとも思えなかったのであるが・・・。
それは、久保選手の娘さんが父親を選ばなかったことで
「ジーコ監督嫌い」と言った?と言う記事だった。
なんと言う内向きな記事であろうか?。と言うよりも、戦後日本の悪しき風習をそのまま浮かび上がらせる記事だったと思う。
まず、日本代表の監督である
「ジーコ監督」がいろいろな条件を考慮した末の結論にケチをつけているような記事であること。
筆者を含め、一般人が、「にわか評論家」となってあれこれ言うのは仕方ないとして、影響力の大きい「全国紙」が問題とも疑問とも言えない「情緒的」な記事を1面に持ってきたこと。
その次に、久保選手自身でなく「娘さん」をダシに使っていること。
筆者、久保選手の娘さんと言うのは見た事もないが、彼の年齢を考えればまだ「幼児期」のお子さんであろう。
しかるに、「ジーコ監督キライ」などと発言したと言う事実にも納得いかないし、もし発言したとすれば「誘導尋問」的な取材の中で導かれた「発言」ではなかったのだろうかと思っている。
久保選手及び奥様、もし、こんな発言を「年わもいかない娘」にさせたとすれば、「一流選手」としての資質が問われるし、人間的にも失格、日本代表から永久追放に等しい。
しかし、久保選手や奥様が、娘さんがこんな発言をすることを容認するはずもないし、元々、そんな躾けはしていないと信じている。
とすると、この「スポーツ紙」、何を意図して、こんな見出しをつけたのか?。
「お涙、頂戴」とばかり、浪花節的な同情をかって、販売部数を伸ばそうと思ったのであろうか?。それとも、久保選手に対して、何らかの
「義理」でもあったのだろうか?。
いや、逆に
「褒め殺し」的戦術で、久保選手の名声を貶めようと考えたのだろうか?。
筆者思うに、まず「久保選手」。「ジーコを恨む」、そんな姑息な人間ではないと思う。
彼だって選考に漏れたのは悔しいながらも納得はしている思う。記者会見では悔しさをにじませながらも、立派に答えていた「紳士」である。
もっと、ハッキリ言えば
「日本代表は久保家の為に選ぶのではない」のである。そのくらいのことは理解しているはずだ。
こんなくだらない記事を平気で1面に持ってくる神経が「サッカー」のみならず「野球」や「バレーボール」・「ゴルフ」・「競馬」その他各種のスポーツに対する関心度を下げる原因のひとつになっていることを、まだ気がつかずにいるらしい。
一紙だけではないのだが、特に、こんなくだらない見出しをつけた某スポーツ紙に猛省を促したい。
こんな、エラそうな論陣を張った後でなんだが・・・・

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本日の
「心の叫び」。お題「に」。
握りっ屁
亭主に向けて
投げる妻 ・・・・・


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