昨日、
「完結編」をアップしたので、油断していた方もいらっしゃったのではないでしょうか?。
実は20日付の記事の中で振っておいたのですが、旅の途中のハプニングや偶然見かけて心に残った出来事がありました。
しつこいようですが、振り返ってみたいと思います。
「一本取られた!」なんて言わずに、読んでみて下さい。
(1).いい話
17日午後、山形から新庄へ向かう奥羽本線・普通電車でのこと。
中高生や一般の方々で込み合う車内。
その中におばあちゃんとおぼしき方、その娘さん、そして2人のお孫さんらしい家族。顔見知りの方もいたらしく6〜7名で談笑しながら乗っていた。
途中の駅で一人、二人と降りていき、残ったのはこの4人。年上のお孫さんは幼稚園に入ったか入らないかといった年頃の女の子。下も女の子でやっと歩くようになったくらいの子。
お姉ちゃん、最近では、地方でも見かけなくなった「真っ赤なほっぺ」をした素朴な女の子

。
そして、ある駅に着いた時、お姉ちゃんが線路を挟んだ隣のホームを見て叫ぶ。
「じいちゃん!!」。
その声に隣のホームへ目をやると、60半ばくらいの男性が改札口に立っている。
電車がホームに停止。ドアが開くと、女の子は跨線橋を走って登る。そして階段を駆け下り、隣のホームに移り「じいちゃん」めがけて一目散。
「じいちゃん」も嬉しそうに彼女を抱き上げる。
どうも、久しぶりの再会のような雰囲気。
想像するに、県内とはいえ山形市内あたりに別居している孫が久しぶりに、じいちゃん・ばあちゃんの家に遊びに来た・・・・。といったところだろう。
じいちゃんに抱かれたお姉ちゃんの嬉しそうな顔、そして、お母さんに抱かれた妹も声を張り上げて「じいちゃん!!」と叫んでいた姿。
筆者のように「スープの冷めない距離」に親がいる人間にとって、決して味わえない
「家族の再会」を見て、何か心が熱くなった。
(2)驚いた話
東鳴子温泉に泊まったが、夕食は別。
街を歩いたが、これが相当
「寂れた」街。人が歩いていないといったら言い過ぎだろうか?。いや、決して言い過ぎではない。それほど「過疎」になってしまっている。
そんな中「大衆食堂」という看板を見つけ、早速、入ってみる。やはり、我々の他に客はいない。
メニューを見ると、定食やラーメン類のほかに「飲み放題3000円」と書いてある。
筆者、そんなに呑む気はないので「とりあえずビール1本」と注文すると、店の大将「ビールあったかな?」・・・・・??

。
筆者思う。「おいおい『呑み放題』とまで書いてあるのに、ビールがあるかどうかも分からないの?」。
まぁ、「缶ビール」が1本出てきたので、とりあえず納得。
つまみは「鳥のから揚げ」。すると「鶏肉切らっしゃってるんです」。では仕方がない「餃子」を注文。
ズワイは「味噌ラーメン」

だと言う。
筆者、ビールを呑んでいると「味噌ラーメン」が出てきた。しかしコレがビックリ!
「ラーメン」自体は普通だが、その上に「野菜炒めの大盛り」らしき物が乗っている

。店主も分かっているようで、取り分けの小皿がついている。
もちろん、ズワイが食べきれるわけがなく、筆者がビールの肴に味噌ラーメン味の「野菜炒め」を喰らう。
しかし、いくら食べても減らない・・・・。
そのうち、ビールを忘れ「野菜炒め」に集中・・・。ズワイも一所懸命食べている・・・。
しかし、結果は
「撃沈」
。
麺もノビてしまい、かなりの量を残してしまった。また餃子も6ヶ出てきたが、筆者が1つ、ズワイが2つだけ食べて勘弁願った。
宿に帰り、パイイチ・・・・

と思っていたが、腹がいっぱいで呑むも食べるも何も出来ない状態。
東北の温泉場にまで来て、「大盛り」を出されるとは・・・・・

。
風呂に入って、おとなしく眠るしかなかった・・・・

。
(3)間抜けな話
今回、初めてズワイに使い捨ての「カメラ」

を持たせた。本当は「スケッチブック」も持参したのだが、親子揃って「絵心」がないので「宝の持ち腐れ」になってしまった。
その代わりといっては何だが、ズワイにも
「撮り鉄」の第1歩を踏ませたわけだ。
ヤッコさんなりにいろいろ写真を撮ったようだ。現像して思い出に浸る・・・ハズだったのだが、ズワイのヤロー、帰りの新幹線の中に忘れて来たと言う

。
それも気が付いたのは最寄の駅に到着し、「メシでも食って帰ろうか?」とい言っている最中。
もう東京駅まで戻る元気のない筆者、JRのHPで忘れ物の問合せ先を調べ電話。しかし、混雑でまったく繋がらず・・・。
ズワイには「あきらめろ」と諭す。
ヤロー、自分の落ち度とはいえ、凹んだようだ。また、代表様の耳に入ろうもんなら、ズワイだけでなく筆者も罵倒されることは間違いない。
ヤッコさんもそこいらへんは分かっていて、代表様にはカメラを持って行ったことさえ言わない。
翌日の月曜日にも電話をしたが、コレも繋がらない。筆者も本当にあきらめた。
火曜日になって、携帯電話に発信履歴が残っていたので、「忘れ物お預かりセンター」へ何気なく電話をすると、なんと繋がったではないか!。
コチラは鉄道ファン、乗っていた列車の到着時間、到着ホーム、乗車車両番号、座っていた座席番号まで丸暗記している。
その旨を告げると「届いています」ときた。
早速、火曜日の夜、東京駅まで取りに行き、水曜日に現像、水曜の夜にズワイに届けた。
ズワイのヤロー、それを見た瞬間、表情が緩み、目の色が変わる

。
アルバムに何やら書き込むが、コレがまたとんでもなく「下手な字」

。
親も似たり寄ったりなので何も言えないが・・・・

。
ヤッコさん、代表様には「忘れてきた」などとは言わず、ただ、写真を手にして、「一生懸命」みやげ話をする。
代表様は、あまり電車には興味がないので、力の無い声で「返事だけ」付き合っていた・・・

。
この写真、ロクな写真ではないが、将来にわたり、ズワイの心に残る「思い出」を物語るアルバムになることと思う。
(4)おみやげ
1泊した「東鳴子温泉」の
「いさぜん旅館」。
チェックアウトすると「みやげ」として
「タオル」をくれた

。
温泉旅館なのだから、チェックインの時くれればいいのに・・・と思ったが
猫のキャラクターが立縞模様のユニフォームを着てキャッチボールをしている図。
「使ってもらう」より「持ち帰って欲しい」のだろう

。

0