本日、米国・サンフランシスコにて、MLBの
「オールスターゲーム」が開かれた。
今年は日本人選手が3人出場し、日本からも熱い視線が注がれたことと思う。
筆者、最近はすっかり「野球」に対する興味が無くなり、メジャーどころか日本のプロ野球もほとんど見ない。
しかし、今回のゲームはラジオで実況を聞いていた。
同じ
「お祭り」でも、米国のそれは出場する選手の
「名誉」、また、選手に対するファン達の
「尊敬」の重みが違うと思う。
今年の日本など、故障だか不調だかで「2軍で調整中」の選手までファン投票で選出されたと言う。
また、そのチームの監督は「ぼやく」だけで華の無い監督だ。
ずいぶん前、日本のオールスター戦で、余興的なモノではあったが
「松井選手VSイチロー選手」という仰木監督の「粋なはからい」を「人をバカにしている」と、無にした人だ。そのわりには自分のチームから実績が無い選手が選出されても文句は言わない。
ホント、この人の言うことやることは信用できない。
もっとも、昨年、「往年の名選手」の引退試合に、実績も無い「わが息子」の引退セレモニーを便乗させ、「前科モノ」のカミサンまで登場させた御仁だ。
昨年オフシーズンの日米野球で日本人プレーヤーの辞退が相次いだが、この人自身の「人望の無さ」のなせる業であろう。
チームの強弱も大事かも知れないが、こんな暗いチームでは、あの「大物ルーキー」の将来も心配になってしまう。
筆者など、未だに、ミスター氏の息子「N・K」氏など、所属したチームの監督が「この人にさえならなければ」もっと大化けしたと信じている。
さて、個人的な好き嫌いはこのくらいにして、オールスター戦では
「イチロー選手」が魅せてくれた。
筆者、元々、この「イチロー選手」もあまり好きではないのだが、ここまで魅せられると「スイマセン、ゴメンナサイ。参りました、脱帽です」と言わざるを得ない。
イヤ、同じ日本人として
「誇りに思う」。
3打数3安打だったが、筆者は2打席目のレフト前ヒットなど、まさに
「芸術品」だと思った。
あのバットコントロールはメジャーとはいえ、できるのはイチローしかいないであろう。
また、MVPの決定打となった「ランニングホームラン」も「オーバーフェンスじゃなくてもホームランになる」というイチロー選手らしい一打だったと思う。
彼は、米国に「打って、走って、守る」という本来の
「野球」(ベースボールではない)を理解させようとしているのか?とさえ思ってしまう。
省みて、日本のプロ野球。
野球界は未だに前近代的。地方分散の芽は出てきたが、まだまだイマイチ。
プロだけでなく、アマチュア野球などは特に制度疲労を起こしている。
「斎藤祐樹」君という逸材がいながら生かしきれない学生野球。
「芸能人的」な扱いと変わりのないマスコミ。
これからは、ますます厳しい状況に追い込まれるだろう。
プロ・アマ一緒になって思い切った改革をしなくては、近い将来、誰も見向きをしなくなるのでは?・・・と、元・野球少年の一人である筆者は危惧している。

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