筆者
「自営業」を生業としているから
「技術者」であると同時に「商売人」でなければならない。
先日、考えさせられる出来事があった。
昨日の記事にもアップした現場の近くに、いつも行列の出来る「ラーメン屋」があった。
筆者、興味はあったが、行列に並ぶほど悠長な身分でもなし、横目で「美味いのかな?」と思って見ていた。
ある日、昼時にもかかわらず行列がないのでヒヤカシがてら行ってみた。
食券販売機にて「ラーメン」550円を購入。
7〜8人しか座れないカウンターに着席。
しかし、店内は何故か重苦しい雰囲気

。
二人連れの客もいるのに「話し声がしない」のである・・・?。
空いていたわりには待たされたが、無愛想な
「店主らしき男」がメンを茹で、「店員らしき男」がトッピング・配膳して出てきたラーメン

をすする。
決して単価も高くないし、なかなかの美味いラーメンである

。
しかし、この後、商売人として
「致命傷」とも言える現場を目にした。
筆者の後に入店してきた客が「店主らしき男」に何かを尋ねた(筆者、耳が悪いので何を尋ねたかは分からない)。
しかし、尋ねられたハズの「店主らしき男」は無言

。
と言うより「鹿十」

。もくもくとメンを茹でているだけで、客の存在など眼中にないようだ

。
慌てて、もう1人いた「店員らしき男」が応対していた。
客に対して、なんと言う態度であろうか!!。
「店主らしき男」と表現しているのは「本当にこんな男が店主なのか?」という筆者の気持ちの表れでもある

。
実はこの店、東京・関東周辺ではそれなりに、「名の売れた」ラーメン店。チェーン店と言っていいのか「のれんわけ」なのか「フランチャイズ」なのか詳しいことは預かり知らない。
しかし、この店のファン・フリークも多いらしく、流行りモノに疎い筆者でさえ「聞いたことがある」名前だ。
だが、初めて入った店で、この雰囲気・店主の態度では二度と系列の店に入る気はしない。
筆者の地元や隣町にも系列店があることは知っている。
確かに行列も作っている。きっと「美味い」のであろう。
しかし「同じ名前」を名乗る店がこの体たらくでは他の店舗への影響も大きいのでは?と感じてしまう。
もちろん、「有名店・人気店」であるから、筆者のような「一庶民」が文句を言っても痛くも痒くもあるまい。
とは言っても
「商売」とはそんなものではないはずだ。
何回か記事にしているが、店舗の内装をやらせていただいている「居酒屋チェーン」など
「これが商売だ!」という姿勢を貫いている。
「喰わせてやっている」のではなく「来店して食べていただいている」のである。
筆者、この「ラーメン」や「チェーン店」にケチをつけているのではない。
あくまで「たまたま入った店の主人の態度」そして、同名店であるが故、「他の店にも影響を与えるであろうこと」「商売人としては勘違いでは?」ということを言っているのである。
この姿勢を忘れていると「商売」として
「しっぺ返し」がくるであろうことを肝に銘じていただきたい。
それとも「普段、半額弁当ばかり食っているオマイに、ウチのラーメンはもったいないっ!!」ってか・・・・?
(さもありなん)
。

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