本日6時半頃、以前、家を建てさせていただいたお客様の所へ寄った。
もう11年から12年前に施工させていただいたお宅なのだが「ユニットバスから水漏れがする」と言うことでお叱りを覚悟で顔を出してみた。
しかし、伺ってみると様子が違う。
水漏れは本当なのだが、問題は別のことだった。
このお客さま、筆者の会社が倒産し、筆者が「行方不明」になっていると思っていたらしく、どこでどうしらべたのか「飛び込み的業者」に修理を依頼したらしい。
ところが、この業者が「怪しい業者」で単なる水漏れなのに「ユニットバスを交換しないと直りません」とかなんとか言って結局、約200万円近い修理の見積を出されたらしい。
「口約束」だけで、来週から着工という話になったらしいのだが、さすがに「おかしい」とお思いになったらしく旧知の不動産屋に相談、筆者が「行方不明」ではないということを知り連絡が取れ、久しぶりにお邪魔した次第。
行ってみると本当におかしい。
水漏れは本当のようだがユニットバス自体は何ともない。
その業者の名刺を拝見すると、フリーダイヤルだけで会社の「本来の番号」、FAXの番号も書いていない。
「営業所」とうたって全国に10ヶ所も営業所があるがその「住所」が書いていない。
こういう業者はまず「怪しい」。
そして、そのユニットバスの見積が、我々、一般の業者が行う場合のほぼ倍の金額。
早速、筆者、そのフリーダイヤルに電話する。
分かってはいたことだが「電話番」の女の子が出るだけで「担当者は外出中です」と言うだけ。
用件を伝え、特に「ことと次第によっては『出るところに出る』」と言う旨もしつけ、「担当者から連絡をよこせ!」と言う。
通常はこれで引き下がるのだが、その「担当者」と名乗る人間から筆者に電話があり「アンタに何の権限があってそんなことを言うのか?。コチラには契約書もある」という。
コレは「悪徳業者」の上を行く「詐欺業者」の手口だ。
お客様は、その電話のやり取りを聞いて心細くなっている。
その後も交渉を重ね、とりあえず来週の着工を延期する旨約束を取り付けたが、ここまでの業者だと「○くざモノ」の匂いもするし、お客様に覚えのない「契約書」があると言うのであれば「弁護士」あたりのお世話にならないと収拾がつかないかもしれない。
今後、筆者も数日、この件で時間を取られるかもしれない。
皆さんも、こんな「悪質業者」には、お気をつけていただきたい・・・・。

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