世間では「お彼岸」とか「春の行楽シーズン到来」と騒いでいる。
筆者は今日も仕事。
よって、年老いた親を乗せて「墓参り」・・・なんぞしている余裕は無い。
もっとも、ここ数年、母親はともかく、父親の「年齢による衰え」が激しく、ヤッコさん、自分の子供(筆者の姉・兄)が眠る墓にはもう5年くらい参っていなのではないだろうか?。
そういえば筆者、このオヤジ殿が「仏壇」に線香一つ上げた姿も見たことが無い。
バチ当たりなジジイである。
筆者、現場へは出てみたものの、雨のおかげで、午前中で切り上げ、早上がり

。
本日は、昼の12時過ぎから、行きつけの銭湯「さがみ湯」

で湯に浸かる。
ゆっくりと汗をかき、湯上りはネグラに帰り
オヤジ同様、バチ当たりにも昼間っから「半額サンドウィッチ」を肴に缶ビール

を2本。
この後、ネグラを後にして、上野へ向かう。
そう、行った先は
「鈴本演芸場」。
実は、今月「中席」のトリは
「入船亭扇辰」師匠なのだ。
筆者、「扇辰日和」や「心技体」では何度も高座を拝見しているが、不思議と「寄席」ではスケジュールが合わず、見聞きしたことが無かったのだ。
夜の部、先頭に並んだ筆者。
太鼓の音に迎えられ・・・。
入場後、好位置に着席。
ありがたいことに、「扇辰師匠」オリジナルのパンフを持参すると
「600円の割引」になる「特典付」

。
筆者、その「割引分」を見込んで・・・
地元・蒲田の名物
「仕出し弁当」を買い込み、当然、

こんなモノも用意し「準備万端」

。
今日の「扇辰師匠」のネタは
「火事息子」。
商家を勘当され、火消しになっていた「ハズレ息子」が、火事に見舞われた実家を守った・・・という筋の話。いわゆる「人情噺」の部類に入るモノ。
1時間弱にわたる熱演。
師匠の演じる「女将さん」「オフクロ」は実にいい。
色気もあるし、「情」がある。
実際、筆者の斜め後ろに座っていた同年代の女性、泣いていた。
筆者も目頭が熱くなったが、そこは筆者は「男の子」。
ホールへ出ると、数人の「人生の先輩方」、涙を流していらっしゃった。
そう、「落語」というのは
「笑うだけではなく、泣く時もある」のである

。
今夜、足を運んで良かった

。

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