品川・大井町に気になるラーメン店があり、最近、数回訪れていたのだが、その度に「休業」だった。
しかし、この日、現場から現場への移動途中、たまたま近くを通りかかったので寄り道してみた。するとこの日はお店が開いていた!

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その店とは
「八幡屋」と言う店。
一見、何の変哲もない、いかにも自宅を改造したようなラーメン屋。
「何が気になるのか・・・・?」と言うと、この店の経営者、かなりご高齢のおばあちゃんなのである。ネットの「食べログ」や「ぐるなび」だけでなく、最近はマスコミにも取り上げられるようで、ある番組内で経営者のおかあさん
「88歳」だとおっしゃっていた

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このお姿がおかあさん。ひとりで店を切り盛りしている。
そして、何故この店のラーメンが有名かというと、所謂「普通のラーメン」を出すから。
食べログなどを見る限り、アッサリ・サッパリの東京風ラーメン、いや、屋台の「夜鳴きそば」に近い感じがするのである。
筆者は、そんな
「おばあちゃんの作る『中華そば』」が食べてみたかったのだ。
「ラーメン」を注文し、待つこと数分。
出来上がってきました。いかにも「東京風ラーメン」の澄んだスープ。
おばあちゃん「ゴメンね、シナチク切らっしゃったの」なんて言うのもご愛嬌。
そのお味といえば・・・・。
人気店・話題店・ラーメン専門店をあざ笑うかのような「単純な味」

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やはり、今流行の「魚介系」なんて相手にもならないような「鶏ガラ」を主張しているスープ。そう、何も「まじりっけ」の無い、簡単なスープm:241]。しかし、コレが濃い目の醤油味と相まってなかなか「イケる」のである。
ラーメンに限らず、おいしいモノとは、複雑に組み合わせたり、窮屈なほどに凝るのではなく、シンプルで簡単に作り上げるところに落ち着きの良い「おいしさ」があるのではないだろうか?。
もちろん「おいしい」という言葉には、「たまに食べるからウマイ」と「いつ食べてもウマイ」があるとは思っていた。
しかし、このラーメンは、東京あるいは東京近郊の方であれば「どこか懐かしい」そして「心が優しくなれる」味だと思う。
お薦めのラーメンである!

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