年明け、なんだかんだと動いてはいるが「実入り」のある仕事には至っていない。まだ営業活動の最中と言った感覚で、差し詰め
「求職活動中」といったところだ

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年末に横浜市内の大型物件が竣工し、工務店から依頼されていた「現場監督」としての仕事が終わったことも一つの原因ではある。
しかし、大きい原因は別の所にある。
実は、年明けから工事金額が約3000万円程の鉄骨造2階建て・工場兼住宅新築工事を請負い、工事を開始する予定だったのだが、最終的に筆者がこの工事を断ったのだ

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昨年の9月に建物の一部を解体、地質調査工事も終了し、設計も完了。あとは行政サイドへ「建築確認申請」を行うだけというまで話しはすすんでいたのだ。
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http://navy.ap.teacup.com/rookie38/1207.html
しかし、11月の末になって、発注者が「○○さん(筆者のこと)は1人でやっているので、工事中に何かあったらどうするのか?」と言う問い合わせが来た。1人で営業しているので倒産の心配はないが「○○さんの身に万が一のことあったらどうするのか?」と言うのだ。
その後も「法人ではなく個人経営なので心配だ」とかいろいろ「難癖」としか思えないような発言をしだしたのである

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12月の中旬、この建築主を紹介してくれたお互いの取引先の社長が「○○さんなら間違いないから」と口添えしてくれて、一度は態度が軟化したのであったが、数日後には以前と同じような事を言い出し、しまいには「保証人をつけろ」とか言い出す始末。
筆者「コレは誰か、横やり・入れ知恵をしている輩がいるな」と思い、話をして聞きだすと「自分の知り合いが『自分が家を建てる時は保証人を付けないと心配だ』と言っている。だから私も○○さんのことがイマイチ信用できず心配なのだ」とのこと。
さらに、ご自分の建築資金についての金融機関からの融資が「間違いないと思うが本決まりでない」などと致命的なことをおっしゃる。
建築主とも取引があり、この建築主に筆者を紹介してくれた社長より、嘘かホントかは知らないが「知り合い」の言う事を聞く。しかも、この期に及んで「融資が決定していない」という事なので紹介者である取引先の社長に了解を得てお断りしたのだった。
もちろん「家を建てる」と言うのは一生に一度あるかないかの高価な買い物だし、筆者の事が信用出来ないなら仕方の無いことだと思う。信用されない中で強引に工事をしても新たなトラブルを招くだけの事である。
正直言って、紹介者までいて、約半年通って、お互いの人となりを理解していたつもりだったので、いささかショックではあった。
しかし、この建築主、今後どこの工務店へ依頼しても同じことの繰り返しだと思う。要は「他人が信用できない」のであるから。
それに
「融資が決定していない」中で請負契約をしてくれる工務店などあり得ないのである。施工者側から「保証人」を要求されてもおかしくない状況である。
この建築主「他人に厳しく自分に甘く」の典型だ。
年末にお断りの電話を入れたのだったが、なぜか年が明けてから電話があり「保証人を立ててくれれば契約するよ」と言うのである。
筆者、一瞬、この人は「痴呆症なのか?」と思った。
そして、あらためてお断りすると「他の工務店じゃ○○さんよりも工事金額が高くなる」と言う。いよいよ筆者も頭に来た。
「よその工務店の見積りが高かろうが安かろうがアタシの責任じゃありませんよ。少しくらい高くたって安心できるんなら『安心料・保険』だと思ってお支払いしたら如何ですか?」と言い放ってやった。
建築主の方、もう60を超えたいいオヤジなのだが、人間的・社会的に未熟・非常識、欠陥のある人なのだと思う。

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