「気ままな呑み鉄の旅」も3日目。いよいよ、最終日。
しかし、考えようによっては「今日中に帰れば良い」のである。
ホテルをチェックアウトして弘前駅へ。
主要幹線の奥羽本線とはいえ地方の路線なので列車の本数は少ない。
「はて、どうしようか?」と考えていると、列車の案内板に「快速・リゾートしらかみ」の文字。
早速、みどりの窓口で時刻を調べ、乗ったという既成事実を作る為に乗車する決意をする。
全車指定席なので「指定席」を取る。
快速なので、特急料金や・急行料金は不要。指定席料金だけで乗車できる。
昨日・一昨日の呑み疲れもあり、おとなしく「お茶」を買い込み、おやつは300円以内という原則に従い、ちょっとしたおやつを買い込んで列車を待つ。
青森発の「快速・リゾートしらかみ」が弘前に到着。
早速、乗車。
この車輌は「くまげら編成」という形の列車。リゾートしらかみにはこの他「ぶな編成」や「青池編成」と呼ばれる形の車両があり、鉄道ファンを楽しませてくれる。
そして列車は今までとは反対方向、青森方面に進む。
2つ目の駅・川辺に到着し、またここで進行方向を変えて津軽半島を1周するようなローカル線「五能線」に乗り入れる。
ここで、お茶とおやつを取り出す。
失敗した。
急に決めたので呑み疲れからお茶とチョコレートにしたが、この「りぞーとしらかみ」実に乗り心地が良い。窓も大きく明るくて周囲の風景が良く見える。
この景色を肴に呑まない手はなかった・・・・と後悔。
揺られること1時間弱。
津軽半島、吉幾三氏の出身地としても有名な「五所川原」に到着。
終点の秋田まで行くと帰れなくなってしまうので、リゾートしらかみとはここでお別れ。
「もっと乗っていたかった」というのがホンネだがしかたがない。
機会があればもっと長い時間・長い距離をこの「リゾートしらかみ」にゆられてみたい。
もちろん、車窓の風景を肴に

なども・・・・

。
折り返し、各駅停車に揺られ、弘前駅まで戻り、ここから「特急・つがる」に乗って新青森。
コチラで東北新幹線に乗り込み、まずは盛岡まで。
盛岡でゆっくりしようと思い、駅ビルを歩いておみやげを買ったりしたが、段々と疲れがたまってきた自覚症状が出てくる。
午後4時前の新幹線で東京への帰路につく。
もちろん、旅のお伴は
弁当のおかずを肴に

パイイチ

。
そして、仙台に着く頃は車窓は雨に濡れて景色も見えないほど。
仙台を出てしばらくすると寝落ち。
30分以上眠ったであろうか?。目が覚めると、通過するはずの「新白河駅」に停車している。
車内放送によると、先行する新幹線が車両トラブル(車両故障?)で停車してしまい、後続も遅延しているとのこと。
まぁ、家に帰るだけなのであわてず騒がずまた車内で居眠り。
今度、目が覚めた時はやはり通過するはずの小山駅。
結局、45分ほど遅れて東京駅に到着。
自己満足ながら楽しかった「気ままな呑み鉄の旅」はこうして幕を閉じたのである。

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