〜 2009年1月6日 〜
今年も、
「ガレット・デ・ロワ」の日がやってきました♪
昨年は群馬県桐生市にある大人気のケーキ屋さん、
patisserie Miyake の「ガレット・・・」を購入しました
あの時はライナスくんのフェーヴで盛り上がりましたね
そこで、今年はどのお店にしようか考えた末に、
“パン屋さん”の「ガレット・・・」に決めました!!
先日の「クリスマスケーキ」がパティスリーでしたので、
昨年の組み合わせと反対にしようと思っていたのです
そんなCindyが向かったパン屋さんは・・・
ここ、表参道にあるのです!!
表参道駅と明治神宮前駅のちょうど中間に位置する
“真っ黒な箱”が螺旋状に積み重なった風変わりな建物
そして窓や外壁には、MoMAやBVLGALIの文字・・・
久し振りに、
GYREにやって来ました!!
そして、GYREに入っているパン屋さんと言えば・・・
d’une rarete デュヌ・ラルテ
そう、表参道の
“類い稀なパン屋さん”にお邪魔します
ミッドセンチュリーのアート空間を連想させる
とてもポップなのにどこか無機質な感じの店内は、
まるで昔の映画に出てくる近未来の宇宙ステーション
徹底的にスクエアーな店内はGYREの持っている
不思議な雰囲気を最も象徴しているかのようです・・・
で、カラーは・・・ただひたすら
“イエロー”なのです!!
先日残念ながらクローズしてしまった青山店が
白を基調としていたので、インパクトはさらに絶大!
これぞ、まさに
“デュヌ・ラルテ(類い稀な)”そのもの
外のGYREの内装の白い壁とのコントラストが、
このお店の個性をさらに際立たせている感じがします
しかし、それは店内に限った事ではありません
このお店に来る度に思う事なのですが・・・
ケースの中と上にはアート作品と呼びたくなるようなパンが
“ディスプレイ”されていて、ギャラリーにいるかのようです
そんな作品の中でも、今日のお目当ての・・・
そう、あの手前にあるのが・・・
見つけました・・・
「ギャレット・デ・ロワ」です!!
「ギャレット(ガレット)・・・」もこのパン屋さんの
手に掛かると雰囲気が全然違いますね
「キュブ(ベー&セー)」
Cindyが必ず購入するパンが、このサイコロブリオッシュ
「ブール」
さらに今回は食パンもGetしました
それにしても、デュヌ・ラルテのパンは店内やGYREの
建物を再現しているかのようにスクエアーなものばかり
「コルヌ・ド・ソン」
・・・と思ってショーケースを眺めていたら、
こんな可愛らしい渦巻きロールパンを見つけました
「パタート・マロン」
「ラルテ・アマンド」
もちろん、スイートなパンだって忘れません!!
先ほど、“無機質”や“イエロー”と書きましたが・・・
生命感溢れる麗しい
“紅色の共演”を見つけました
レジの横にはちょっとしたギャラリースペースがあって、
こちらのパン同様、アートな感性を非常に刺激してくれます
さて、今回はもちろん「ガレット・・・」がメインなのですが、
「ガレット・・・」の他にも様々なパンを購入しましたので
まずはそちらから紹介したいと思います!!
「カヌレ」
david pain・・・
Joel Robuchon・・・
フランスはボルドー地方の伝統的焼き菓子だけに、
お持ち帰りするお店もフランスの雰囲気たっぷり♪
こちらのお店の事ですから、その伝統焼き菓子を
さぞ斬新にアレンジするのかと思いきや・・・
意外にも忠実に再現しているではありませんか!!
少し大袈裟かも知れませんが、その完成度の高さは
まるでピカソが実は古典的な技法にも優れていたのと
どこか通じるようにも思われてなりません
Cindyにとって、逆にインパクトの大きかった
このデュヌ・ラルテの「カヌレ」ですが・・・
カリカリに焼かれた甘くもほろ苦い表面と
卵と洋酒の香りが口の中にふわっと広がる
むにゅっとした食感のまろやかな甘さの生地・・・
“中身”の方も古典的な薫りでいっぱいでした
「ショコ・レジェ」
一見、オーソドックスなチョコの焼き菓子に見えますが、
何と生地には“カルダモン”が練り込んであります
ちょっと生姜にも似た感じもしなくはないのですが、
辛みは無くてむしろ清涼感+スパイシーといった印象です
しっとり焼かれたチョコ生地に粒々の甘いチョコチップが
たっぷりとのって、ポリポリとした食感がまたカルダモンの
独特な風味とも良く合っていました
「ブール」
バター60%と生クリームを練り込んだという、
聞いただけでリッチな気持ちになる食パンです
実際、まるでデニッシュのように渦状に織り込まれた
表面の層はハラハラとしたリッチな食感を楽しめます
ふんわり甘いミルクと豊かなバターの風味いっぱいの、
しっとりとした口溶けの良い真っ白な生地・・・
・・・優雅な朝食が送れそうです・・・♪
「コルヌ・ド・ソン」
お店で見つけた可愛らしいサイズのくるくるロールパンは、
まるで“ヤドカリくん”みたいでとってもラブリーです♪
でも、そこはやっぱりデュヌ・ラルテです!
表面のみならずパン全体を覆っている褐色の生地は
小麦の外皮を練り込んで出来たもので、所々に
見え隠れする外皮の粒が非常に香ばしそうです
ロールパンとあるだけに、とってもふんわりして、
軽くトーストしてサックリとなった皮の中からは
ほのかなふすまの素朴な風味味わう事が出来ます
ジャムやバター、何にでもマッチしそうですが、
そのままでもとっても食べ易い“ヤドカリくん”でした
「パタート・マロン」
巾着のように中央に折り込まれた可愛らしい姿は
まるで和菓子の練りきりを見ているかのようです
茶色い生地にはさつまいもが練り込んであって、
さつまいも本来のほくほくした風味を感じられます
しかも折り目にはザラメがまぶしてあってジャリっとした
食感がその甘さと共に楽しいアクセントになっています
さらに、中には蒸し栗がたっぷり入ったマロンクリーム!!
つぶつぶ蒸し栗の食感とまろやかなマロンクリーム・・・
「あんぱん」とも「蒸しパン」とも全然違う
全く新しい“和のお菓子パン”との出会い・・・
デュヌ・ラルテって、本当に凄いパン屋さんです・・・
「ラルテ・アマンド」
またしても、この“トゲトゲつんつん”ダマンドをGetしました
アーモンドのトゲトゲ山脈はこの冬、一面の銀世界で、
真っ白な甘〜い雪山に覆われていました
カリカリの香ばしいスライスアーモンドに守られた
ダマンド生地は噛みしめる度にギュッギュッとした
ユニークな感覚が口の中いっぱいに伝わってきます♪
中からは生地からグラデーションしてしっとりになる
やわらかな甘さのダマンドクリームがたっぷり!!
さらに芳しい洋酒のリッチな香りも閉じ込められていました
真っ赤な薔薇がそうであるように・・・
ある種の果物がそうであるように・・・
この「ラルテ・アマンド」も甘くふんわりとしたダマンドを
守っているかのようなトゲトゲのアーモンド・・・
ウツクシイモノニハ・・・
「キュブ(ベー)」
「キュブ(セー)」
今回は“積みパン”の代わりにこんな事をしました・・・
“ベー(B)”は“バター”の“ベー”・・・
“セー(C)”は“チョコ”の“セー”・・・
このコロッとしたサイコロ型のブリオッシュに、
今は無き円筒形のクロワッサンの「シリンドル」・・・
デュヌ・ラルテというパン屋さんを決定的に
Cindyの頭の中に焼きつけた思い出深いパン・・・
このコロコロパンを見る度に思うのです
やっぱりこちらこそ・・・“類い稀な”パン屋さんだって・・・
そして、いよいよ今回のメイン・・・
“王様”の登場です!!
「ギャレット・デ・ロワ」
はじめにお伝えしたとおり、今年はパン屋さんの、
しかもデュヌ・ラルテの「ガレット・・・」をお持ち帰りしました
それにしても・・・
四角い「ガレット・・・」なんて、さすがデュヌ・ラルテ!!
しかも表面の模様がなくてフラットなのが逆に新鮮です
艶やかな表面にそっとナイフを入れます
パリパリっとした小気味良い音と共にパラパラと
崩れるパイ生地はザックザクでとっても香ばしい!!
切り分けてみると、中にはふんわり焼き上げられた
淡いたまご色のダマンド生地が顔を覗かせます
しっとりしていて、やさしい甘さのダマンドは
ほんのりとアーモンドの香りが広がります
パイ生地との相性も抜群で最高でした♪
でも、やっぱり「ガレット・・・」ですから・・・
ありました、ありました!!
今年のフェーヴは・・・
“カンパーニュのバスケット”♪
一瞬、んっ?・・・とも思いましたが・・・
赤い縁のカゴからパンが顔を覗かせていました♪
本来でしたら1月6日当日に紹介したかった
今回の「ギャレット(ガレット)・デ・ロワ」でしたが、
1週間も遅れての紹介になってしまいました・・・
ちゃんと6日にカットして頂きましたが・・・(〃∇〃)つ
「シュトーレン」に「クリスマスケーキ」・・・
そしてこの「ガレット・・・」と、Cindy日記を始めてから、
年末年始にかけてスイートなイベントが定番になりました
こんなイベントだったら、もっと沢山あっても楽しいかも♪
・・・って思うCindyなのでした・・・
d’une rarete デュヌ・ラルテ
東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE B1F
TEL 03-5468-0417 FAX 03-5468-0427
11:00-20:00
定休日 不定休
http://www.dune-rarete.com/
次回のCindy日記は久々に群馬県前橋市のパン屋さん
昨年12月に可愛らしいパン屋さんがOpenしました!!