「確かに今は六つかもしれない。まだ六つにしか割れてないよ。でももっともっと鍛える事によって八つや十、いや!頑張りによったら十六にも二十にも割れていくと思うんだ!そりゃあ、君は、無理だ、と言うかもしれない。そりゃそうさ!無理は承知だ!でも俺は頑張りたいんだ!頑張ってみたいんだ!自分の限界がどこにあるかなんて俺は知らない!でも六つのものが十、二十…さらには三十にもなったら!君!素敵じゃないか!そう!そうなんだ!僕はただ、素敵になりたいだけなんだよ!素敵を求めてるだけだ!だからね、だからとりあえずこの旅公演の半年間を利用して鍛えてね、まずは十六くらいには割ってくつもりだ!」
「(進藤君)うん………でも…鍛えれば鍛えるほど割れるものなの?人間の腹筋て?」


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