鎌倉太郎のプロジェクトＢ

いよいよ、バス車内消灯。携帯の明かりさえ、まぶしく感じられる。到着まで、まだあと、ざっと9時間。はぁ、先が思いやられる。これからが本番だ。

この頃になるとバイトを休む。本番一月前、3週間前くらいになると、本番終わる迄バイトを休むのだ。でも一日中とはいかなくとも半日くらい働こうかな、とも思ったりする。半日働けば5000円入る。代わりに半日分の自由を失う。なんかそんな事考えると、シフトを入れる事は、自分の持ってる自由を売ってる気になる。具体的、抽象的の違いはあれど、なんか自分の臓器を売ってるみたいで変な気分。役者として稼いだなら、こんな感覚はなくなるのだろう。もう僕にある、売れる自由も少なくなってるだろう。今の僕が持ってる自由のお値段、1時間1000円也。高知行きのバスを待つ間、この文を書く。

えろぉ、すまへん。ほんま堪忍や。おっちゃん、知り合いのライブ行って、打ち上げ参加したら、そのまま、今帰ってるとこや。またぎょうさんお客はん来てくれはったらしいな。帰してしもうてすまんのぉ。おっちゃん、不覚や。今日は実は高知に帰って来よう思てん。また今日一日何か考えて書き込んどくで、堪忍したってぇなぁ。