『ドン・キホーテ』の初顔合わせ行ってきました。今回、この芝居の演出をとるのは無名塾ではなく劇団『民囈(みんげい)』の丹野(たんの)さんという演出家。ショートカットの頭にメガネの似合う明るいおばさんです。一人一人軽く自己紹介した後、
「(丹野さん)一人一人の役者さんの声を聞きたいので、順番に一人ずつ何でもいいです。少ししゃべってもらえますか?あと身長もお願いします。」
年功序列にしゃべっていく。たわいもない世間話をする人もいれば、自分がこの塾に入った当時の事をしゃべる人もいる。まずい!僕は人前でしゃべるのが苦手だ。何をしゃべろう?丹野さんはうなづきながら聞いていき、それぞれの役者の気になる点があれば質問して話をふくらましていく。
「(丹野さん)みんな、ほんと塾の人ってハゲてる人や太ってる人っていないのね。しかも皆、おっきいね!185cm,187cm,182cm,180cm,185cm,186cm・・・。ふーん・・。じゃあ次、鎌倉さん!お願いします。」
「(僕)鎌倉太郎と申します。そうですねぇ・・・、原作を読んだ時、何を感じたかと言えば、これってドン・キホーテが行った先々で袋叩きにされる話ですよね?って事は誰が仲代さんをボコボコにする役になるんだろう?って事ばかり気になってしまい・・・」
一同笑ってる。仲代さんも。とりあえずはウケてるようだ!良かった。
「(僕)・・・・で以上です!身長は174cmです。宜しくお願いします!」
どうよ?このトーク!結構良かったんちゃうん?
「(丹野さん)はい。ありがと。お手ごろな身長ね。」
え!?お手ごろ?それどういう意味?どういう意味なのよぉぉ・・・。


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