こんばんは!鎌倉です。今日は四月一日。皆さんどんなウソをつかれましたでしょうか。そういえばドラえもんの道具に「ウソ8OO(エイトオーオー)という飲み薬がありました。これを飲んでしゃべると、しゃべった事がみんなウソになるって道具。逆に本当にあって欲しくない事をしゃべればウソになるという使い方も出来る道具です。ちなみにドラえもんて当時6巻でおわる予定だったって知ってます?確かに6巻の最終話のタイトルは『さようなら、ドラえもん』・・・
ある日、いつものようにジャイアンにいじめられて帰ってきたのび太はドラえもんから、明日の朝、未来に帰らなければならない事を告げられます。最後の晩、なかなか寝付けないのび太とドラえもんは家を抜け出し夜の町中を二人で散歩。自分がいなくなった後の、のび太が心配なドラえもん。のび太君は「心配するな!僕は一人でやっていける!」と言うけれど・・。いろんな想いが巡りついつい泣いてしまい、恥ずかしさのあまり、散歩してくる、とのび太を残してその場を離れます。一人になったのび太の前に偶然現れたのが、寝呆けて町を徘徊するジャイアン!
「のび太!よくも寝呆けてる俺をみたな!」
やっと涙をおさめて戻ってきたドラえもんが見たのは、どんなに殴られても、地面に叩きつけられても、立ち向かってくのび太君の姿でした。
「僕だけの力で勝たないと・・・ドラえもんが安心して・・・帰れないんだ!」
その気迫に負けたジャイアンはとうとう負けを認めます。
「見たろ、ドラえもん。勝ったんだよ。僕一人で。もう安心して帰れるだろ、ドラえもん。」
ボロボロになりながら自立をアピールするのび太。ただただ涙するどらえもん。
朝、起きるとドラえもんはいません。開けっ放しの引き出し。その引き出しを眺めながら(ドラえもん、君が帰ったら、部屋ががらんとしちゃったよ。でもすぐ慣れると思う、だから・・心配するなよドラえもん。)とのび太。
少年時代、僕の大好きだった話です。


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