えー、初めて歌舞伎なるものを観てきました。勉強がてら一人で、行ってきましたよ。4階席の一番安いところ。伝統芸能なせいか外国人客が多いのが目立ちます。そのせいでしょうか。劇場案内係や、チケット窓口、もぎりにいたるまで、係の皆さん一応英語が喋れるのです!そして入り口付近の自販機の一台はすべて『伊右衛門』茶。さすが歌舞伎座!
4階席は舞台から遠い!花道もよく見えない。遠い上にあのしゃべり方ですから、セリフも聞き取りにくい!が、歌舞伎には何百年かけて作られた動きの型みたいなものがどうやらあるらしい。ある意味、セリフが聞こえなくても体の動きや、姿勢で何をしようとしているのかが、なんとなく分かる。舞台が遠いのも手伝ってまるで人形劇を見てるようにも見えるのだ。そして劇中、客席のそこかしこで発せられる掛け声と、拍手!日本の演劇は変に静かに観る習慣があり、役者としては客が楽しめてるのかどうか分からないところがあるが、歌舞伎だけは違うようだ!なんか芝居より、その掛け声が面白い瞬間もある。
あちらこちらでかかる掛け声!
「んまつしまやっ(松島屋)!!」
「ぃよろずやっ(萬屋)!!」
しかし、この掛け声も発する人によって様々!「よろずやっ!!」ってのも、人によっては油断してると「なんじゃ、こりゃあ!!」にも聞こえなくもない。時には意味不明の掛け声も!
「うぇーぉ!!」
今、言ったの誰よ!?

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