猫の体はもう三体目に突入。ははは。なかなか苦戦だなぁ。久しぶりの段ボールに僕の腕もおちたかなぁ。公共料金支払いの為、お金をおろす。はは…もう底尽きかけてるわ…。かと言ってもうアルバイトもそんなしてる場合やないね。はよ売れなほんと困りもんです。もしかしたら猫なんか作ってる場合じゃないかもね。
昨日、いきなり知らない番号表示の電話。誰だろうとでてみると高校時代のクラスメートだ。
「おう!鎌倉!元気かや?番号変わったきよ、登録しちょってくれ。お前元気かや?最近会えんから、心配よ。」
毎年一度は帰郷するのだが、その際はだいたい彼と会う。しかしここ2年は帰郷の際も彼に会っていない。
理由はある。2年前帰郷した際、彼と高知のファミレスで深夜、話をしていたのだが
「鎌倉、お前を見てると心配になるんよ。お前が東京でどんな活躍しよるか知らんけど、毎年会うたびに全然状況変わってないみたいやん。大丈夫か?このままで。」
なんにも言えない僕。16年の間に僕は彼に何も言えなくなったようだ。
「鎌倉、一つ目標たてろよ。そうやなぁ…じゃあ次会うまでに売れる兆しをつかむか、もしくは…えーと…そうや!彼女つくるか。どっちかを達成してこいよ。お前にとってはどっちが出来そうよ?俺からすれば彼女出来る方が全然簡単やと思うけどな。」
結局2年たった今も、どちらも出来ない僕だ。売れるには人並みはずれた能力も必要でしょう。しかし相手が出来る出来ないは普通の人なら当たり前に出来る事らしい。どちらも出来ない僕は明らかに出来損ないの欠陥人間を認めざるをえない。
「なんだ、鎌倉!近いうちに高知に帰ってくるんか。会って飲もうぜ!」
「(僕)ああ…そうやな…」
彼にどの面さげて僕は会えばいい?

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