さて僕のお気に入りの高知県のスポット!五台山(ごだいさん)とその麓に広がる『たるみの池』であります。ここは昔、小学生の頃、おじによく釣りに連れてってもらった場所です。そんなおじも、僕が小学5年生の時、亡くなりました。僕の死んだ母のお兄さんでして、甥っ子の僕をよく可愛がってくれたもんです。
高知に帰ると、ほぼ毎回足を運ぶのがこの場所です。よどんだ不健康な水面の色は25年前と変わってません。
おじのお気に入りだった釣り場に向かってみます。25年前と同じ場所に今なお、朽ちた杭が池に突き刺さってます。
(いつもあの杭のそばにウキを浮かべてたな。)
そんな事を考えてるうちに、下手に墓参りにいくよりここに来た方が会えるんじゃないか?なんて気になってきます。いや、目に見えないだけで退屈な墓から抜け出して、この池のどっかで釣りしてるかもしれない。でも釣ってるとしたらここしかないか…。
おじさんの事を高知では、愛称を込めて『おんちゃん』と呼びます。武(たけし)のおんちゃんが亡くなったのが、ちょうど今の僕ぐらいの年齢だったように思います。車やらバイクで色んな所へ連れてってくれた武のおんちゃんに比べ、僕は甥っ子達に何もしてあげられてないなぁ。
そういや、僕とおんちゃんの年齢差は、ほぼ僕と甥っ子の年齢差と変わらないなぁ。
いつか、甥っ子をこの場所に連れてきたいものです。そしてその時は、甥っ子よ!じじ臭い昔話にしばし、つき合うてくださいな。


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