最近、立て続けに夢を見る。これがまた厄介で、悪夢なのだ。
この悪夢ってやつ、自分の深層心理を見させられたようで辛い。普段は気にしてないつもりの事、心配なんかしてないつもりの事、忘れてるはずの辛い過去、でも実は心の奥底では『気にして』『心配して』『忘れられていない』自分を認めざるをえなくなる。
目覚めは最悪だが、一方で救われるのも確か。
(あー…よかった…夢か…よかった…本当によかった…)
夢は1番リアリティのある想像なのだろう。まれに(これは夢だな…)と夢の中で夢を見破れる時もあるが、ほとんどは見破れぬ。現実と錯覚する。だから夢の中では本気で恐怖を感じたり、逆に狂喜を感じたりする。例えば、役者をやってると皆、経験するかもしれないが、本番近くになると、【セットも建ててない、セリフも一行も覚えてないのに客さんは満員、幕は上がる】、という悪夢をしばしば見る。気が狂わんばかりの恐怖に襲われる。
【塾のこれからはお前と川村にかかってる。だからこれからの塾公演は鎌倉と川村を主役にたてていく!】
は…夢か…。なぁんだ…。
悪夢も辛いけど、いい夢ってのも目覚めるとぬか喜びさせられたようでガッカリ…。辛いもんだなぁ。

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