鎌倉太郎のプロジェクトＢ

「何者だ？あの男は？」
このセリフをきっかけに僕は動き始める。
目の前には転がり落ちるべき五段階段。何度やっても怖いが…えーい！やるまでよ！
《ゴロンゴロン！ゴッ》
左フトモモ強打！演技でなくホントに足を引きずる事に…。本当舞台って今日はどうなるか明日はどうなるか、分からないものね。
〜
「（マクベス）シートン！鎧をとってくれ！」
「（シートン）まだそれには及びませんが…」
「（マクベス）まだ身につけたいのだ！」
今日も出ました！台本にないアドリブセリフ！もはや意味がよく分からない会話ながらも、この仲代瞬発力は常に僕を魅了してやまない。
あー、やっぱりフトモモアザになってるや…。

七頭いるなかで１番僕と仲よくしてくれるのがコイツ！『ナイスナイスナイス』
とてもなついてくれる。所謂、本当に『ウマが合う』ってやつか！？
毎日馬小屋に馬達のご機嫌を見に行くのだが、僕が来るとコイツは可愛いらしく小屋から首を出してくる。首をなでてやる。しかし今さらながら馬というのはデカイ！体重なら400〜500�`はあるし、四つん這いなのに身長もニメートルを軽く越える。まるで僕の身長をまたぐように僕の頭上で軽々とナイスは首を右に左に。その際にもわざとなのか首やあごを僕の頭にぶつけてくる。コイツにとってはじゃれてるつもりも僕にとってはふらついてしまうくらいの勢い！
早朝のコイツはあくびを連発。やっぱり馬も朝は眠いのね…。