『アバター』を観に行く。独り。どうやら川碕駅そばの映画館にある【IMAX3Dバージョン】というのが特にいいらしい。
14時20分の回に行くが、平日にも関わらずすでに満員。劇場入口のガラス戸にはすでに土日の回は完売との貼紙。14時20分の回が完売という事で仕方なく次の回である17時40分の回まで待つことに。他の日にでもしよう、とも考えたがこの先、いつ稽古が忙しくなるやもしれぬ。しかもこの作品はDVDを待ちたくない!大画面の3Dでどうしても!今しかないっ!
という訳で3時間半、川碕の街をぶらつく覚悟を決めましょう!
でもあてはあるの!読みかけの本の下巻を買う!
のだが…ない訳さ!これが。
どうすんのよっ!どうすんの!俺…。
とそんな僕はある本に目をひかれる。いや、目だけではない。手にとる。
『大洗にも星はふるなり(小説版)』である。
パラパラとめくってみる。細かい描写の間、間に挟まれている僕には馴染みの台詞の数々。
思えば初めての経験である。自分達が出演した作品を小説で読むなんて。
買う。サイゼリヤのドリンクバーを頼りに読んでみる。小説版は作家がうちの座長とは違う。しかし改めて『作家』という人種の凄さに驚く。
当たり前の事かもしれないが、台本にない部分まで細かにキャラが描かれている。その想像力の豊かさ。俺はこんなに『杉本』に想像をめぐらせただろうか。
自分の出た作品が小説か…。こんな事てあまり経験出来る事じゃないね!


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