さてまたもや某牛丼屋に入る。
『カレー牛(ぎゅう)』なるものを頼む。カレーも牛飯もどちらも食べたいの。今日は欲張りな気分よ。私。
食べてるとまだあどけなさの残る中学生であろう三人の少年が入ってくる。
俺は牛丼だの、俺はカレーにしようかな、だの券売機の前でガヤガヤ。
「(中学生1)ねぇ、このさぁ、『大』『中』『小』て、量はどれくらいなもんなの?」
「(中学生2)そりゃあ、大盛、普通盛、小盛て事でしょ!?」
「(中学生1)いやだから、その量を聞いてるんだよ!ねぇ!小盛りてどれくらいの量?」
「(中学生2)小盛りは、ちょっとお腹がいっぱいになるくらいの量だよ。」
「(中学生1)いやだから!ちょっとお腹がいっぱいになる量てどんな量だよ!」
うん…確かにどんな量だ。『ちょっとお腹がいっぱいになる量』て。お腹がいっぱいになるんならちょっとではないわな…。
またとある施設への入口。大人チケットと子どもチケットに振り分けた引率の先生は子ども達にチケットを渡している。そのチケットに子ども達はざわつき始める!
「あれ!?俺のチケット、【こびと】て書いてある!」
「あ!本当だ!俺のも【こびと】て書いてる!」
「みんな、【こびと】て書いてあるよ!」
いや…それは…こびとじゃなくて、【大人】チケットに対して、子どものチケットに………あれ?そう言えば【小人】て書いてなんて読むの?あれって!
まさか!こびと!?


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