暇を見つけては近くの公民館で落語を覚えたりしている。僕なりの勉強。
この公民館、一階は図書館。二階は会議室やら和室やらいくつか部屋があり、市民の方々の団体がこの施設を利用している。そんな二階には誰もが利用出来るロビーがあり、大きな机と椅子がおいてある。
そこで飲食する人。おしゃべりしてる人。少し前なら夏休みの宿題をしてる子ども。ひたすらゲームをしてる少年達と、まぁ誰かしらがいつも利用している。
いつものように落語を覚えてるのだが今日は小学生高学年くらいの女の子が複数でギャーギャー騒いでる。
なにが楽しいんだか、彼女らだけに通じる話題でまぁ、ゲラゲラ笑ってはしゃいでるのだが、その中の1人の女の子はその歌がやたらに好きなのか、何かっちゃあchayの『あなたに恋をしでみました』を歌っている。
「(女の子1)斎藤とかさー、先生にもマジウザい態度とかでさー」
「(女の子2)マジ、アイツ、ウザいよねー!」
「(女の子3)うん、マジウザいよねー、♪あな〜たに恋をしてみました♪」
「(女の子1)てかてか、うちら、もうここに何時間いるのよぉ!」
「(女の子2)そろそろ帰んないと、また男子とか来んじゃない?」
「(女の子3)えー、マジウザい…うち、5時になったら帰るかんね。」
「(女の子2)あたしも帰る。」
「(女の子3)♪あな〜たに恋をしてみました♪」
「(女の子1)ぽりーん!(意味不明。おそらくこの子達だけで流行ってるギャグだろう)」
「(女の子2)ぽりーん!」
「(女の子3)ぽりーん!」
「(女の子達)ぎゃははははは!」
「(女の子3)♪あな〜たに恋をしてみました♪」
うん…何だろ…この子にとってこの歌は会話のリセットボタンなのかな…。

7