久しぶりに仕事なんぞで、広島は福山市へ。
久しぶりに乗る新幹線。交通手段はまぁ、大きく分けて飛行機、電車、バス、船があるなら、僕は一番、電車が好きかな。だから新幹線の旅ってのは好きである。
家で炊いた余り飯でおにぎりを作ってたのでそれを食べる。さて食後はお茶でも飲みながらお菓子でも食べよう。車内販売のカートが来るのを待つ。
お。カートだ。すいませーん!
「はい。いらっしゃいませ。」
えーと…どれにしようかな…
「(僕)あ、チップスター下さい。」
「はい。かしこまりました。」
やっぱね…旅のお供にチップスターよ。
「塩味とエビ味がございますが、どちらにいたしますか?」
うーん…どちらも捨てがたいが、ここは食べた事のない…
「(僕)じゃあ、エビ味で。」
「有難うございます。220円になります。」
(………ん?ん、ん、ん?あれ?少し耳が悪くなったのかな、オレ?220円って聞こえたけど、120円だよね。ショートサイズのやつだし。120円、120円と…いや、しかし待てよ。やっぱり220円だったらどうする?このお姉さんにしてみりゃ、
《何?この人?あたし220円っつたよね?何、聞こえないフリして、新手の詐欺?え?まさか100円玉と10円玉高速でシャカシャカして220円に見せようって魂胆?ないないない!まず100円玉と10円玉、色違うから。第一そんな学研マンガ『忍術・手品のひみつ』に載ってたネタなんて今どき誰も知らないよ。ほら、通路狭いんだから、他のお客さんの通行の邪魔になるから、早く払いな》
なんて思われるんじゃないだろうか?しかし!しかしありえん!このチップスターショートサイズがうまい棒22本に値するなど、断じてありえん!断じてありえん!が、ここは…
「はい。220円。ちょうどですね。有難うございました!」
高っっ!!新幹線高っっ!!でもうまっ!チップスター伊勢エビ味。


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