コンビニに行く。タバコを買おうとレジに列ぶ。前に若い男の人が一人。列んでる間、僕はいつものように自分の買うタバコの番号を探す。その時ふと前に列んでる男性がレジに置いている商品に目が止まる。
エロい雑誌を買っている…。深夜人気のないコンビニ。彼はその時間帯を見越して万を持してその雑誌を持ってレジに向かったに違いない!その男性からすれば僕に後ろに列ばれる事はなんてタイミングが悪い想定外のアクシデント!!!
僕は敢えてそっとレジから離れる。その気持ち…とてもよく解るよ…。恥ずかしいもんな…。
僕はタイミングをずらし彼が会計を済ませ終わった空のレジに向かう。
「タバコの58番、お願いします。」
人の痛みが分かってやれる、そんな人間に私はなりたい。

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