本日の朝刊にて、我が読書人生に深い影響と印象を残された、お二人の先生方の御逝去を知り、大変衝撃を受けております。
まずは、此処で、ご冥福を祈らせて頂きます。
氷室冴子先生。
まだお若かったようで、これからも期待される方でしたので、とても残念です。
実のところ「
海がきこえる」(それも、当然、アニメから入った口)と他の1,2作しか読んではいないのですが、「
海がきこえる」は、その読み易い文体と、当時、高知出身の友人が身近にいた事もあってか、高知の街並みや学校生活に関する描写が、今でも強く印象に残っている名作でありました。好きな小説です。
野田昌宏先生。
「先生」の敬称を付けるより、「大元帥」とお呼びした方が相応しい御方でしょうね。
ともかくも、中学・高校・浪人時代、
野田大元帥の翻訳なされた数々の海外SFを読み、その影響を強く受けて、今の自分があります。特に、「
銀河辺境シリーズ(
ジョン・グライムズもの)」との出会いは、その後の私の読書観形成に、大きく関与した一作でした。
本当に、どうもありがとう、そしてご苦労様でした。
お二方ともに、直接の面識はありませんでしたが、ここに謹んで哀悼の意を表させて頂きます。
やすらかにお眠り下さい。

0