今期は、「数ばかり多くて、内容的にはイマイチかな?。」
=総評。
TVKが、1〜3月は週に4本の録画見が、今期は7本。VHF局の深夜アニメに関しては、若干視聴数は減っているが、完全に見ないでいた土日朝が急増し、結果、トータルの視聴数は、前の期に比べ大幅に増えている。正直、限界に近いと思う。
視聴数は増えたが、開始早々
魂まで魅了してくれる作品は、未だない。
まず、
ロボット・アニメ。
前期から継続のGSDも入れて4本。アクエリオンとエウレカセブンに関しては、まだ舞台になる世界すら理解できてない。未来なのか、過去なのか?。もしかして、地球じゃない別な惑星での話?。どちらも絵的には素晴らしく、アニメらしくよく動くのは合格だが、それ以外が見えて来ないので、保留。
保留状態と言えば、GUNDAM SEED DESTINY。完全につまらない訳でもないが、積極的に面白がって観てはいないので、かくも長い保留状態。この前の回は、ミリアリアがアーク・エンジェルに戻って来て、少しは期待が持てそうな印象を持ったのだが、
せっかくのガンダムの発進シーンに、ミリアリアのアナウンス音声を入れないと言う、いきなりな「大ポカ」をやってくれたので、意気消沈。先行きとしては、本物ラクスが死亡して、最終的にはキラとミリアリアがくっ付くのかな?な妄想もありなので、まだ先は観る予定。
ゾイド・ジェネシス。主役キャラクターは久々に第1シリーズを髣髴とさせ、ワイルドなヒロインも魅力的なのだが、肝心のメカ・アクションの動きが悪くて乗って行けない。何か3Dエンジンが、酷くなった感覚です。それと、ゾイドのデザインがカッコ悪すぎ。
伝奇物(闘い系)
個人的には、非常に好きなジャンル。前期には「
舞−HiME」、その前には「
神無月の巫女」がある。今期は、IZUMOとツバサ・クロニクルの2本。
IZUMOは、開始時点での期待が大きすぎだったか?。3回目にして動画崩壊、特に背景の処理がイイカゲン過ぎ。かなり呆れたが、今後の復活にまだ期待している。
ツバサCは、初回からろくに動いてない。N教は、奇抜なアニメではなく、より手堅く教育的なアニメか、「
コレクター・ユイ」の第3部でも作れば良い。N教アニメで、真下監督・梶浦音楽というのが、既にして間違いの素?。コーヒーカップに、抹茶を入れて飲むような感覚。
伝奇物(謎解き系)
今期はなし。たまに名探偵コナンが触ってくれるかな?な程度。
時代劇
今期は、エマとバジリスクの2作品。まるで風味・風合いが異なるが、現実の時代背景の中で物語が進行するので、あえてそう言う事にする。突っ込みどころが、史実とか、史的背景の正確さと言う事になるのも共通。
エマは、正直退屈。前にも書いたが、
映画「フランス軍中尉の女」が、ほぼ同時代のイギリスでの身分違いの恋愛模様を描きながらも、それを劇中劇として、現代の視点を持ち込み対比させたのに比べ、作劇に起伏がなくポヤーっとした印象。
バジリスクは、前の期で言えば、巌窟王のポジション。原作が名著なので、ストーリー上の心配は少ないわけです。アクションも、人死もあるので、ドラマとしても退屈せずに済みそう。個人的には、今期の期待度2位の作品。但し、歴史の知識があると、ストレートに楽しめない可能性は濃厚。
現代劇(含むサスペンス)
ブラック・ジャックと名探偵コナン、MONSTERで、新作なし。特に意見もない。
戦闘・アクション・対戦もの(含むSF)
色々混ざってるけど。
前期から継続は、「砂ぼうず」と「陰陽大戦記」。「砂ぼうず」は、やっと話しの繋がりが見えて来た。「陰陽大戦記」は、同じ事の繰り返しに思える。どちらも、もう少し全体的な展開をスピーディーにして欲しい。特に、「陰陽大戦記」は、毎度、
石村知子(旧・柊美冬)様を起用して、久々にレギュラー出演かと期待させては、使い捨てのゲスト・キャラなので、その辺が個人的に印象悪い。
エルフェンリート。血と惨劇は良いが、萌え成分の意義が見えない。延々2,3クールやるなら、これでも良いのだが、ちゃんと結末を見せてくれるのか不安。特に、原作が現在も連載継続中なのを知っているので、お茶を濁した終わり方が、目に見える気がする。
エレメンタルジェレイド。R.P.Gで定番のパーティー組んで旅する冒険譚なので、それなりに面白いとは思う。でも、これも原作付き、連載継続中と知り、終わりが見えた気がする。
ムシキング。内容的には、子供向けを越えたヘビーな展開が期待できそう。でも作画が、子供向けで「丸っこい」のと、せっかくの暴力描写を誤魔化すのは勘弁。なお「黒い森」は、形容詞の黒い+普通名詞の森の意味で、ドイツの一地方を表わす固有名詞の「黒い森」ではないもよう。ここは誤解してた。
SPEEDGRAPHER。これも3回目で作画&作話崩壊。バブル経済がはじけず、そのまま突っ走った日本の姿という仮想はなかなか面白いと思うのだが、惜しむらくはスタッフの皆さんに「(仮想で)世界を構築する」能力が欠如してる点が痛い。センスの欠如は如何し様もないが、知識・教養は勉強すれば何とかなるので、勉強して出直して欲しい。
バカ・アニメ
何も訴えて来ず、その場のノリだけで勝負するアニメ。
コイコイ7。声優さん達が、驚くほど急速に馴染んで来てる。最初から最後まで、一本調子だった、「
ムスメット」より期待できると思う。バカ・アニメは、声優7割、脚本2割、残り1割。
女の子アニメ
と言っても、
女性向けの意にあらず。ロボット・アニメがロボットが登場し、その活躍を見るアニメなので、女の子を観るのを主眼としたアニメ。(そういう意味では「
舞−HiME」は、こっちに入ったかな。)
ふしぎ星のふたご姫。「世界の運命だとか言われても、何それ?って思った…。」(
舞−HiME 第8話 日暮あかねの台詞から) という事で、世界を救うため、せいぜい頑張って下さい。やっぱり子供向けなので、事象が他人事にしか見えません。作品世界に入って行って、キャラに感情移入する事ができないです。
いちご100%。作画崩壊の確認と同時に切る予定。つまり、切り候補No.1。
極上生徒会。これも不詳な作り。「声優アニメ」と陰口されるのも納得。他の魅力が、未だ見えない。
フタコイ。評価、高いよね。個人的には、見守りモード。この段階で絶賛する程、入れ込んではいない。
継続では、まほらば。でも退屈。最近、作画が初期に比べれば低下傾向。やっぱり、解離性同一性障害ネタの回は、つまんないです。海に行ったり、ホノボノしてる日常ネタの方が面白です。
ああ女神さまっ。作画は安定。お話しも安定。安定しすぎて、(原作もだが)作者自身もどうしようも無いのでは?。いまさら、世界を壊せないでしょうしね。「忘却の旋律」みたいに、「ベルダンディーが、実は死んでいた」な幻・展開に持っていけたら天才!。
こみパR(抜けてたので追記)。真面目に青春物でやってくれれば、期待できるのにな。彩なんかは、ポーとして見えて、実は耐えてて、爆発する話などあれば、いかにもな青春ストーリーだよね。奇をてらわず、青春話をしっかり作り込めば、作画とキャラが良いだけに、名作になり得ると思う。
そして。ネギま!。
作画の好調が一過性だろうが、演出が頓珍漢だろうが、声優さんがヘタレだろうが、今一番の期待作がコレ!。以下、ネタバレ満載。
だって、原作の未消化エピソードが、修学旅行・戦闘編くらいなんだもん。
パクティオーは、まだ3人増えるはずだし。本屋ちゃんは、第16時間目の「キスを奪え」のエピソードでパクティオーするはずなのだが、まあ延期されたとして。まだ、刹ちゃんともありだ。実質、木乃香とはエピソードの幕切れ段階でパクるので、2人かな?。
その他にも、狼少年小太郎君との対戦、謎の銀髪の少年魔道師との決戦と、見所のオンパレード。そして、本気の師匠炸裂!。
ごくごく普通に、原作付きアニメしてくれれば、絶対に面白いエピソード群なのよね。そんな訳で、最後まで見捨てないから、頑張ってくれ。
以上、まとめ終わり。まとまって無いって?(苦笑)。

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