これも、いよいよ、ラス前。
いや〜、盛り上がったなぁー。今回も、思わず目頭が熱くなりました。
OPの「
声の出演」は、一回目視聴時は気付かずにスルーしてしまいましたが、二度目に見直した時には、もう笑った、笑った!!。“
タルホII、レムルスII、ディータII、リチェルカII”でもって“
フォセッタIII”ときたもんだ!。
特に、
リチェルカ役の
門脇舞嬢。
「
簡単に言うとぉー、私たち、乗っ取られちゃいましたぁ〜!!。」
そうか、この台詞の為だったか!。お見事なキャスティングで!。やっぱり、こういう小悪魔的な役をやらせると、抜群だね。
シズノの正体は、
人工幻体。ひらたく言えば、アンドロイドの
幻体版、さすが“
まほろまてっく”の
まほろの中の人って…。いや無関係だろう?、と思いつつ。
そう言えば、
ゼーガペインと同じ
伊東岳彦氏原作の「
星方武侠アウトロースター」でも、
川澄綾子さんは
メルフィナ役を演じてましたが、この
メルフィナも、
シズノと同様、人に限りなく近いけれど、実は人造人間(宇宙船の航法用アンドロイド)少女で、
シズノと同じ様な苦悩を抱えた役でした。
ちなみに、更に言えば、この「
人工幻体は、人間たり得るのか?」ってのは、形を変えてはいるけど、
P.K.ディックの「
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (映画“
ブレードランナー”の原作)」と同じ命題です。肉体、精神(のデータ)ともに、人間に限りなく近付けて造られた
者は、果たして、人間と為りえるの?、という命題。結論としては、人が、その対象を「人」として認識すれば、それは人間だよ、という話ね(より極論すれば、人を相手に恋ができるのが「人間」、という事)。
実は、
レプリカントだった
レイチェルのポジションが、
シズノなんだな。(そうすると、
リョーコって、原作小説には登場するけど、映画では、その存在を抹消された“
デッカードの妻”って役所?。尚、
デッカードは、小説では妻の方に残り、映画では
レプリカントの恋人と旅立ったはず…。少々、記憶が曖昧で…、ごめんなさいですけど。)
シズノの場合、上記の命題は満たしている、と思われますので、ミッション成功後には、肉体を得て人間として実体化できるもの、と考えられます。
クラシゲは、妙に鋭く一連の事態を把握した感じに見えましたが、やはり
舞浜サーバの管理OSか何かが、擬人化されたNPCっぽい気がしました。一方で、
リョーコの弟
コージーは、素で人間みたいですな。
リョーコは、感情を取り戻せて、良かったよ。これで、二人のヒロインの内、一人の問題は、何とか解決が見えた感じ。
マインディエが敗れ消滅した時、
舞浜サーバ内に光の粒子が降ってきたけど、これは伏線臭いな。
シンが、
ウェット・ダメージを負った
リョーコに、欠けた部分を分け与え、補完した様に、この光がどんでん返しのネタかな?。
ナーガの支配から脱却した
アビスと
シンが、
舞浜サーバ内で
幻体化再生して、
ガルズオルムの技術解析を進めてくれるとか?、または、
舞浜サーバ内の進化速度を高速化(クロックアップ)できる様にするとかね。それで、実は何十年もかかる予定だったデータ解析と、
リザレクション・システムの製造が、意外に早く完了、と予想。
今週のミナトさんコーナー
お見事。予測に反して、かなり見せ場の多い回でした。特に、
シズノの正体を知っても、仲間として受け止める度量の広さは、偉かった!。
まさか、ツンデレの対象が、シズノだったとは!!。予想、出来ませんでしたよ orz。

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