「
ブラドニアの革命本部〜(云々)」
少しばかり、物語の背景世界が見えてきた感じだな。
これは“
MONSTER”と同じ設定だな?。
カノン達の祖国
ブラドニアのモデルは、当然、“吸血鬼伝説”の地ルーマニア。つまりは、東ヨーロッパの何処の国ってことでしょう。要は旧共産圏諸国だ。
そこで
アニマリアン(≒
セリアンスロープ:獣化する人間)が、秘かに政治勢力を形成しているってのは、旧共産党政権下で軍事利用を目的に人体の獣化実験を施された子供達(孤児の被験者?)が、成長して大人になった姿なのでしょうね。
共産政権下では極秘の施設で管理されていた被験者らが、ソ連崩壊から始まる東欧の民主化の波で、非人道的な研究施設が閉鎖・解体され、彼らは外の世界に抛り出されて、国の民主化に伴う混乱に乗じて
アニマリアン勢力を伸張させ、
ブラドニアを支配して…、という設定の話なのだろうね。
第8話に登場した学校の時計塔に住み着いていた獣化する怪人の話からして、旧共産政権時代に、この獣化秘密研究を取り仕切っていた科学者は、共産政権崩壊後日本企業に雇われて、
神浜市で現在も
アニマリアン研究を続けているのだろう。リコ・リムの祖父も、人間の獣化の研究の先駆者だった関係で、きっと共産政権時代
ブラドニア政府から招請されて、謎の黒幕な研究者や
カノンの母達を指導した、恩師だったりするのでしょうね。

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