まさか、これでラス前(全24話)じゃないよね?。
う〜ん、惜しい。もう少し、仇役にも背景的な深みを持たせようよ。
本名で公職に就いているのに、
木原姓と気付かない迂闊さとか…。
木山女史と
テレスティーナは、考えてみれば、実は(顔見知りではなくとも)元同僚だったはずとか…。色々と間の抜けた展開だった気がする。
それと、伏線となりそうな事象が、色々織り交ぜられていながら、
御坂シスターズに繋げる、その先も見越した展開上の味付けもないようで、その辺も勿体なかったわ。
その上、何と言っても、待ちに待たされた
婚后さんの折角の見せ場が、映像上あっさりスルーってのは、あまりに哀れ。
湾内、
泡浮に到っては、唯の水着賑やかしキャラですか…。
テレスティーナが、「
能力体結晶の最初の被験者=
ファースト・サンプル」の当人、というのは予想内。それならそれで、もう少し話の運び様があった気がする。
テレスティーナが
木原の血縁で、単なる性格破綻者でしたというんじゃなく、
テレスティーナは
ファースト・サンプルではあったが、その能力開発は上手く行かず、低レベル能力者のまま、色々と能力開発研究の試行錯誤で、弄り回された挙句に、より高レベルの被検体が出てきたことで捨てられ、忘れ去られた。そんな大人の都合で犠牲にされた子供だった
テレスティーナには、
木原(その部下だった
木山女史にも)をはじめとする当時の研究者への恨みと、超能力を開花させ、見返してやりたいという反発心を秘めて成長した。能力は成長しなかったが、体力、知力と実力面を備えた
テレスティーナは、
MARの隊長にまで出世。能力開発優先な社会への、復讐の機会を窺って生きて来ている。
ここでヒロイン四人組から
初春と、
テレスティーナの対比が入れば良かったのに…。
初春もレベルは低く、その能力も、あまり実戦向きではない。一方、その情報処理技術は、大人顔負けの実力。ともに能力者としてより、特技や実力を伸ばした方が世間的には役立つ人材同士で、
初春が
テレスティーナに同類としての親しみと、能力者としてのハンデを実力で跳ね返す生き方に憧憬を擁く位の展開が、
テレスティーナの裏返りが際立って、好かった気がする。
作画面では、
佐天の服装が夏私服から、終盤に、唐突に制服姿に変わっていたのは、どうにも不自然。翌日の出来事ってわけじゃないし、いつの間に、どうして着替える必要があったのだろう?。
美琴が
テレスティーナのパワード・スーツに捕まって、足をバタつかせるシーンでは、下半身だけ描写なので、思わず「これは失禁シーンか!?」と期待しちゃったわ。……スマン!!。

0