「マッドメン」シリーズの連載開始から、今年で40年なのですね。
自分は中学生の時、秋田書店の単行本から入った口なので、連載よりは後から本作に触れたのですが、いまだに記憶に残る傑作。その後、何度か単行本に再録されたりしているので、もう何度も読み返しているのだが、その度に新鮮でドキドキさせられる。
諸星先生の作品が時々映像化される度に思うのだが、この作品こそ、誰かが実写映像で撮ってくれないものだろうか?。映画でも単発TVドラマでも可だが、連続TVドラマなら特に良い。最初は日本の一少女の周りか物語は導入され、段々と話のスケールが壮大になって行く様は、いつ読んでも圧巻だよね。
主役が日本語ペラペラな黒人少年なので、俳優さんなどを探すのは大変でしょうけど、変にストーリー改変せずに原作に沿って映像化できたら、それだけで感動ものですよ。特に最近のCG技術なら、終盤の特撮映像も十分に視聴に耐えられる映像ができると思うのだが・・・。
さて。その後のオンゴロを取材に行った日本人女性ライターが出会う、30年後のオンゴロを描いた書き下ろし短編も入っていて、これはファンなら必携の一冊です。

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