四童珈琲店

1880 八つあんの言ふことにや 四童 Mail URL 2004/10/14 01:03

　ラフマニノフって、亡命かなにかしてアメリカで成功した人だったのではなかっ
たかしら。で、確か末端肥大症で手が２オクターブくらい届く人で、ピアニスト
としても超絶技巧を誇っていたのだった記憶があります。サウンドがそのまま、
これらを要約していて、ロシア的な哀愁のメロディとハリウッド的な豪華にして
どこかチープなオーケストレーションと超絶技巧が三位一体となったものでして、
好きになったらやみつきになるのではないかしら。
　『のだめ』にも出てくるピアノ協奏曲第２番がその最たるものだと思いますが、
「パガニーニの主題による狂詩曲」も感動ものです。

　ストラヴィンスキーやプロコフィエフに比べると、どこか俗っぽい魅力がある
と思います。



1879 クマさんの言うことにゃ Mori Mail 2004/10/13 09:21

お嬢さん、お逃げなさい。だそうです。各地でクマの被害が相次いでいますが四童さんはお元気でしょうか。爽波忌句会、いいですね。この手の句会が催されるたびに参加を決意するのですが、参加に成功した試しがない。困ったものだ。クマと四童さんの関係も明らかではないです。困ったものだ。

クマで思い出しましたが（うそです）、ラフマニノフはどの辺りがよいのでしょうか。「のだめ」でラフマニノフのピアノ協奏曲を振るミルヒーがやたら格好良いので、何度も聴いてみたのですが、どの辺が魅力なのかよくわかりません。同時代ロシアのストラヴィンスキーやプロコフィエフは好きで良く聴くのですが。朝っぱらからすいません。


1878 爽波忌句会・ご案内 四童 Mail URL 2004/10/11 16:31

　今年も爽波忌句会を行います。

　私が俳句を始めた頃にはもう爽波は亡くなっていた訳だし、弟子でもなんでも
ないのですが、毎年秋に爽波忌句会を行い、春に三週連続で誓子忌句会、三鬼忌
句会、虚子忌句会を行うことを続けています。結果としてできる句がどうであれ、
自分の指向性を定点観測的に再確認したいのであります。
　出題は爽波の句から適当に選びます。

【犬】　寒稽古すみて広きを犬走る
【贋作】贋作と分りてよりのさくらんぼ
【屋根】屋根替の大いなる北負ひにけり
【悲鳴】悲鳴にも似たり夜食の食べこぼし
【雑詠】

投句締切：10月18日（月）２４時厳守
投句宛先：四童までメールにて


よろしくどうぞ。



1877 草城 四童 Mail URL 2004/10/06 00:46

　うさぎさん、こんばんは。
　「先生はふるさとの山風薫る」は草城没後に刊行された『銀（しろがね）』所
収の句なのですね。前書に啄木の短歌が添えられています。「ふるさとの山にむ
かひていふことなしふるさとの山はありがたきかな」（啄木）。
　一句前が「先生の眼が何もかも見たまへり」、一句後が「妻の顔いつも仰ぎて
十とせ臥す」、ホトトギス除籍や失明など波瀾万丈の生涯を思うと、胸に迫るも
のがありますね。

　さて、今やっている連句の方に強引に話を引き寄せると、草城はクラシック音
楽を題材とした俳句までもいくつか作っています。

　　クロイツェル・ソナタ西日が燬けている　　　　　　昭和13年
　　クロイツェル・ソナタ上衣を脱（と）りて聴けり
　　クロイツェル・ソナタ　スポンヂケーキの黄
　　クロイツェル・ソナタ裸の脛（はぎ）を揃へ
　　クロイツェル・ソナタ氷片珈琲に
　　クロイツェル・ソナタ男女の頬に西日
　　クロイツェル・ソナタねむたき事務疲れ
　　無伴奏チェロ麦秋の星月夜　　　　　　　　　　　　昭和28年

　ただ、音楽そのものを詠んだものではないので、同じ曲を題材にしたものであ
れば、半世紀後の

　　クロイツェル・ソナタ折り鶴凍る夜　　浦川聡子
　　無伴奏組曲夜の枇杷太る


の方が深いところへ到達していると思います。この分野は浦川さんが切り開いて
しまったので、後から来た私は、何をやっても浦川さんの真似のような句になっ
てしまいます。私など出る幕でないのかも知れません。



1876 １０月４日は うさぎ 2004/10/05 00:40

歌仙の途中に失礼いたします。

そうなんですか。グールドの命日なのですか。
なんでミネラルウオーターデイなのでしょう。グールドは水が好きだったの？
ずい分前にグールドと32のストーリーとかいうような映画を見たことがあります。途中で寝てしまった。
高野素十の忌日も４日ですね。
日野草城の句のどれが好きかと尋ねられると困ってしまうのですが、昭和初期に今の勤め人にも共感できる句の数々が作られていたことに驚いたものです。そのほかにも「神の留守修学旅行来て騒ぐ」なんて、昭和７年の句ですよ。決してうまくないですが、いつの時代も変らないのかあ、と思います。「先生はふるさとの山風薫る」は、草城の境涯を考え合わせると涙が出ます。私が女優で、「ここで涙を落とさなくてはいけない」というシーンがあったら、飼っていた犬の臨終かこの句を思い出すに違いありません。





1875 守さん、ども 四童 Mail URL 2004/10/04 21:13

　おお、グレン・グールドの命日は鉱泉忌というのですか。ううむ、言い得て妙
という気もします。


1874 東人さん、ども 四童 Mail URL 2004/10/04 21:05

　バックハウス、大好きです。中学三年生の時、オイルショックでレコードの価
格が2000円から2300円になる直前に買ったベートーヴェンのピアノ協奏曲第３番、
第４番が愛聴盤でＣＤの世になってからも買い直して聴き続けています。
　前にも書いたかも知れないけど、その解説から少し引用します。

　1905年、パリで大ピアニスト、アントン・ルービンシュテイン（1829−1894）
を記念するピアノ・コンクールが行われ、これに参加した21歳のバックハウスが
優勝した（この時２位になったのが24歳のハンガリアのピアニスト、ベーラ・バ
ルトークであった。バルトークは自分がピアニストとしてバックハウスに一歩を
譲るとは思っていなかった。「審査員の好みの問題です」と彼は故郷の友に宛て
て書いている）。

　レコードの時代になってピアニストが専業化する前の、輝かしい時代の空気が
伝わってくるエピソードではありませんか。
　そのバックハウスが黒パンを囓っているという付句、なんだかフランス近代音
楽の隆盛に対し知るかと我が道を行くようでよいです。

　あめをさんは東人さんのお知り合いなのですね。なるほどなるほど。いや、い
つの頃からかこちらの珈琲店にもちょくちょくいらして頂くようになって、ずっ
とどちらからいらしたのか謎だったのです。

　さて、どなたか五句目をお願いできませんか。六吟くらいで巻きたいのですが…。
秋以外（雑も可）でお願いします。


1873 鉱泉忌 Mori Mail 2004/10/04 13:43

今日10月4日はうさぎさんお気に入りの“針金ピアニスト”グールドの命日ですね。ミネラルウォータデイとか鉱泉忌とか呼ばれるそうですが、多分歳時記には載っていないでしょう。



1872 クラシック音楽歌仙・濁り酒の巻　第四 東人 Mail 2004/10/04 00:14

濁り酒二十世紀のソナタかな　　　　守
　　虫も驚く夜の音響　　　　　　四童
月光の降るたび水の戯れて　　　あめを
　　バックハウスの齧る黒パン　　東人


入れちゃいました。お捌きを。
あめをさん、ここでご一緒できるとは。


1871 こんばんは 東人 Mail 2004/10/03 21:26

なにやらクラシック音楽歌仙とか。
このところ、だいぶクラシックには遠ざかっておりますが、来年ゲヴァントハウスがやってくると広告で見ました。そろそろまた生を聴くように動きだそうかと思っていますが…

四童さん、歌仙の仲間に入れてください。
それじゃあ付けますので、少々待っててください。

1810 俳句四季 四童 Mail URL 2004/07/19 21:49

　「俳句四季」８月号の「俳句招待席」という控えめなコーナーに、旧作が三句
掲載されました。よろしかったら書店でご覧になって下さい。


1809 玉簾さん、ども 四童 Mail URL 2004/07/18 11:27

　いや、お忙しいことは断片的に聞いていましたが、本当にご苦労さまでした。
「床」というのが実は「とこ」ではなく「ゆか」なのだろうなあと思いつつ、拝
見しました。まさに丸太のように寝ていらしたのですね。
　ビートルズ、この半年、私もいっぱい聴きました。驚異的音質の『イエロー・
サブマリン・ソング・トラック』や、職場のパソコンのＣＤでいつも昼休みに突っ
伏して聴いていた『ホワイト・アルバム』…。多くのエネルギーを分けてもらい
ました。
　玉簾さんの句は、今回の連衆の中では一番原詩から遠く、その都度首をひねり
ながら捌かせて頂きましたが、全体の中でうまい具合に香味となっているのでは
ないかと感じています。ありがとうございました。



1808 祝・満尾 玉簾 Mail 2004/07/18 00:20

ビートルズ連句、面白い企画でほんとに楽しませていただきました。
私事ですが、ちょうどこの連句を撒き始めた頃から「経営者代理業務、しかも一日19時間労働で毎晩、床に倒れたまま知らない間に眠ってしまっている生活を半年続け、今日まで一日も休みなしでしたが、今月の末、ようやくこの激務がやっと終了する予定です。そんな訳で、いちいち皆様をお待たせしてしまった事、心よりお詫び申し上げます。
でもこの連句、すごくやりがいがありました。久々にアルバムを何枚も聴き直したり、「RAM」もCDで再購入したりして、いろいろなきっかけをいただいた連句体験でした。

私は以下の句が好きです。

春炬燵猿の指もつ男ゐて　　　　　　犬　　come Together
象牙色にて返らざる音　　　　　　　守　No Reply
なむばないんぬなむばないんぬ　　　童　Revolution #9
かくさずにゐられずにゐて冬の雷　　犬　I want to hold your hand
ぶだう酒よりも深きくれなゐ　　　　ぎ　A Taste of Honey
ただ暮れる釣瓶落しの変な紙　　　　童　You Never Give Me Your Money
ひとひらの花を肌に歩き出す　　　　ぎ　Hey Jude
　　　　
>>なむばないんぬとか
>>変な書類　　には、笑っちゃいました。

皆様、おつきあい、ありがとうございました。



1807 近況 四童 Mail URL 2004/07/16 00:40

　脂っこいものを食べると気分が悪くなったりお腹を壊したり。
今日は全面的下痢状態ながら久しぶりに句会に参加。

短夜をひたと幕府の犬走り　　　　四童
ゴキブリの涼んでゐたる夜の舗道
忍術の少年の跳ぶ夏木立
爪先の面積ひろげ髪洗ふ
消火器の二三本ある夜涼かな

　帰りは守さんのポルシェで送ってもらう。

こすりては大男出すポルシェかな　四童



1806 まと 四童 Mail URL 2004/07/12 15:16

四童です。体調がすぐれず本日は休暇。

> うさぎさん
　石川淳は読んだことがないのですが、安東次男系の連句実作者だったはずです。
その「が〜ん」を私も読んでみたいですね。といいつつ、「夜のミッキーマウス」
もまだ読んでいないです。いつもいろいろ紹介してくれてありがとう。そしてご
めんなさい。
　つい先日、古本屋で見つけた東明雅『連句入門』を読了しました。おそろしく
密度の濃い入門書です。が、どうも連句の解釈というのは、何百年も前の理につ
ながることを否定したことばの解釈をめぐって、互いに他を否定しあっている感
があり、暗い気持ちになります。今は静かに碧梧桐句集を読んでいます。

> 百花さん
　いやあ、どなたが読んでいるのかよく分からない四童珈琲店なので、感想を頂
けると本当にありがたいです。

> 守さん
　ううむ、全国５万人読者の前で公然と「生活の乱れ」を指摘されてしまったか。
鯉幟忌がひたひたと迫っているのかも(^^);
　Revolution #9の件は、三十六歌仙という限られた場の中での選曲の幅という
観点から、この曲やリンゴ・スター作のOctpus's Gardenなどは、落穂拾い的に
捌き人が付けさせて頂きました。リンゴはともかく、Revolution #9などは指名
しても連衆を困らせるだけでしょうから。
　『のだめカンタービレ』、探してみます。


1805 RE：ありがとうございました Mori Mail 2004/07/11 21:12


＞今日まで石川淳の『修羅』を読んでいました。

あれはいいですね。実を言うと自作の小説で『修羅』のパクリをやったことがある（すみません。ゆるして。って誰に向かって言ってるのか）。
あの時期の石川淳は凄いです。時々、石川淳の長編を持ち上げる人がいますが、あれがよくわからん。


1804 ビートルズ連句・幻氷の巻 満尾　 Mori Mail 2004/07/11 20:52

四童さん、連衆の皆様、ありがとうございました。お世話になりました。
なんというか、色々と気になるところが多い。満尾は確かにめでたいのですが。

思いつくままに雑感を。

恐れ多いことに発句を担当させていただいたので、幻氷の巻と呼ばれることになったのは実に名誉なことと思っております。
私の忌日も幻氷忌としてながく文学史に記憶されることになったのも目出度いと言えば目出度いような。

また深い考えも無く単なる印象で言っているだけなのですが、連句全体を通してなにかある種の倦怠感のようなものが。捌き人の生活の乱れが影を落としているのでしょうか？

連句を巻いていたこの半年近くは、私自身私事で色んな出来事があり多忙・疲労に追いまくられる毎日、辛いことも多かったですが思い出深い半年でした。厄年の記憶を過去に追いやるべき2004年前半だったと自分の中では位置づけております。

中学時代にあれほど浴びるように夢中になって聴いたＢｅａｔｌｅｓなのですが、今はあまり思い入れがなくなっていることに気づいた半年でもありました。特にJ.Lennonに関しては自分は世界一のファンであるような気がしていたのですが（どんな場合もファンというものはそんな風に考えるものなのでしょう）。Ｌｅｎｎｏｎが亡くなった年齢をすでに数年超えている自分というのは何やら不思議な存在です。

ついでに。私が出した「オー！　ボーイ」にはダメ出ししたのに自分では「なむばないんぬなむばないんぬ」なんて出しているのはちょっとズルイのではないかと思えるのですが＞捌き人

以上、思い付きの雑感です。

さて、話は全然変わって、二ノ宮和子の『のだめカンタービレ』が講談社漫画賞を取りましたね。『バジリスク』も同時に受賞するし。最近、私が贔屓にしている漫画は一般的にもとても評価が高かったりすることが多い。私の漫画の好みってすごくマトモなのだなあと思いました。２作とも大オススメです。


1803 満尾　おめでとうございます 百花 Mail URL 2004/07/10 10:39

５ヶ月、長かったですね〜、とても羨ましいような展開でした。学生時代、ビートルズに夢中の方達がいて、すばらしい演奏を聞かせてくれてたことなど、思い出してます。


1802 ありがとうございました うさぎ 2004/07/10 01:36

起首から満尾まで5ヶ月の月日が流れていたとは驚きました。
とても楽しかったです。
確かにビートルズのイメージからは離れていますが、それがかえって私には面白く思えます。こういうトリビュートの仕方もあっていいのではないでしょうか。
またいつかvol２が巻かれるときには全体でビートルズっぽくやろうか、っていうモチベーションも生れるかもしれないですし。

今日まで石川淳の『修羅』を読んでいました。連歌が出てきてはじめて知ったのですが、短句がまずあってそこに長句を付けるんですね。「無しともいえぬ花かげの鬼」とくちずさめば、「見わたせば人のこころもおぼろにて」とこたえる人がいるっていうように。そういえば、柳多留も前書きが七七になっていたねえ、と思い出したりもして、まったく無知なのであります。
で、その『修羅』のなかに「理につながるな。ことばを捨てよ。」という一節がありまして、今朝の通勤電車でガーンとぶちのめされちゃいました。ガーン、を説明できないんですが、ガーンです。


1801 【碧梧桐】 四童 2004/07/09 11:57

　半年くらい前から放置されている碧梧桐ですが、先日古本屋でたまたま
文献を見つけました。大須賀乙字選の碧梧桐句集で、大正５年発行のもの
の復刻版です。昭和46年に日本近代文学館が発行した「特選　名著復刻全
集」の一冊のようです。
　大須賀乙字は自由律化した晩年の碧梧桐の作風を認めなかったため、
「これは序文にして又弔文である」という序文を書いています。昭和12年
まで生きた碧梧桐は、どのような感慨でこれを読んだのでしょう。

1660 只今帰宅しました 四童 Mail URL 2004/04/13 02:16

　締切を過ぎていますが、選と作者発表は火曜の夜くらいにさせて下さいませ。
いやあ、草臥れた…。

・こしのさん、どもども。句会参加ありがとうございます。
・選句まだの方、お早めに。
・詠犬さん、ビートルズ連句、詠犬さんの番です。よろしく。
・自転車の鍵付け替えました。といっても同じ所に駐輪したらまた壊されるのだ
　ろうなあ…。



1659 選句です 東人 Mail 2004/04/12 22:13

○さいはての関節ぽきと鳴る虚子忌
　　わたしの場合は、肩甲骨の一番下あたりが鳴りますね。

○たとふれば欠伸のときの吐息かな
　　心配と失望と退屈が混ざった状態。

○花ぐもり石うづたかく積まれをり
　　実景より虚景か。何があったのでしょうか。

○虚子の忌の貧血の人助けたる
　　虚血性だと危険だといいますが。見捨てたら、俳味が増すか。

○虚子忌来る海に抜けいし切通し
　　虚子といえば鎌倉ですね。鎌倉といえば切通し。

○持つて来て麓で困る春の棒
　人生を感じますね。我が家にもそういう棒が一杯。

○鶴引いて紅い携帯電話かな　
　　説明してないところ、いいです。

忌日連続句会、どーもありがとうございました。つぎの忌日もよろしく。



1658 虚子忌句会の選句です。 こしのゆみこ 2004/04/12 20:27

はじめまして。もじもじ。よろしくお願いします。
天気さん「豆の木」誌、参加ありがとうございました。

おほかたはずれてゐるなり春ショール
ずっと前、駅の構内に落ちているスカーフをみたことがある。すべりやすくもちろんずれやすい。

虚子忌来る海に抜けいし切通し
「虚子忌来る」がリズム悪いが、海に抜ける切り通しを虚子があるいてくるよう。

さいはての関節ぽきと鳴る虚子忌
さいはての関節がせつない。

菜の花のみぎはに法螺を吹くをとこ
みぎわはどんなものが来てもいい。菜の花のみぎわだもの。

持つて来て麓で困る春の棒
山登りしたあとの杖の捨て場所ってこまるのよね。

遅桜ばさりばさりと英国旗
大きい英国旗が遅桜の中にはためいている。
何か、後悔しているような音をたてて。

東京タワーに向つて回るかざぐるま
東京タワーもさぞかしここちよかろう。




1657 選句です 天気 Mail URL 2004/04/12 18:25

○磯巾着にふれたような夕日です
　俳句らしくはないですが、磯巾着と夕日の取り合わせ、気に入りました。

○音楽の出るまでまわす春日傘
　この無為さ！　大事なことと思います。

○虚子の忌の貧血の人助けたる
　なんともいえず可笑しい。好き句。

○虚子の忌の埠頭に錆びる昼の月
　中下の言い回し、カッコいいです。

○持つて来て麓で困る春の棒
　不思議句。「棒」は持ってくると困るものです。そこまでは明確すぎるほど明確。
　でも、「春の棒って？」と考えると、まるっきり答えが出ない。なんとも不思議な句。

○大犬を撫でて一日手が温し
　好き句。「一日」という箇所に賛否ありましょうが、これでいいと思いました。

○表札の前ではじける石鹸玉
　好き句。石鹸玉を遊ぶときはなぜか決まって住処の近くと思う。
　離れて遊ぶには不安すぎる遊びなのでしょうか？　これ、名句かも。

以上いただきました。ありがとうございました。


1656 選句です。 紫野 Mail 2004/04/12 11:41

○おほかたはずれてゐるなり春ショール
そうなんですね、たしかに春ショールの大部分は女性の肩からずれています。

○音楽の出るまでまわす春日傘
春日傘の特性がよく捉えられていると思います。面白い。

○虚子忌来る海に抜けいし切通し
見通しの良い景色が気持ちよい。海を行き止まりとは見ず、さらにその向こうを見ているような視線を感じます。

○持つて来て麓で困る春の棒
上五中七はとても面白いのですが、「春の棒」はちょっと分かりにくいかなあ。でも、この棒に季節をつけるとしたら、春しかないような気もします。

○春深し駅長室に松葉杖
駅長室に松葉杖という取り合わせが絶妙。

○大犬を撫でて一日手が温し
これは実感。大きな犬をなでると安らぎます。

○名優のアドリブのなき虚子忌かな
もしかしたら虚子は名優だったのかも。


３回にわたる忌日句会、楽しく参加させていただきました。
ありがとうございました。


1655 守さん、ども 四童 Mail URL 2004/04/10 01:48

　愛車の鍵を壊されてしまいました。困った。と言ってもポルシェのようなもの
ではなく、たかだか自転車の話ですが…。

　　　幻氷の此方彼方に立ちにけり　　　　守　Here,There and Everywhere
　　　　家へと続く永き日の道　　　　　四童　Golden Slumbers
　　　春炬燵猿の指もつ男ゐて　　　　　詠犬　Come Together
　　　　砂の眠りへ風のささやき　　　うさぎ　Julia
　　　月光は真つ直ぐライムソーダ色　　玉簾　Mr.Moonlight
　　　　きみゆゑに増す秋思の目方　　　　童　Hey Bulldog
ウ　　天高く凭れてもよい肩のあり　　　　ぎ　Any Time at All
　　　　灯りを消して見えるのは何　　　　守　With a Little Help from My Friends
　　　たましひの深きところに冬銀河　　　簾　I've Got a Feeling
　　　　風呂場の窓に銀のスプーン　　　　犬　She Came in through the Bathroom Window
　　　目を瞑る苺畑の棲みやすく　　　　　童　Strawberry Fields Forever
　　　　丘の上には千の声吹く　　　　　　守　The Fool on the Hill
　　　かきならす朧月夜のバラライカ　　　ぎ　Back in the U.S.S.R.
　　　　午前二時まで語る花冷え　　　　　犬　Norwegian Wood(This Bird Has Flown)
　　　逃水を追ふ君の手を持つたまま　　　簾　Love you to
　　　　象牙色にて返らざる音　　　　　　守　No Reply

　送り仮名のみちょっと手直しして頂きます。

　次は詠犬さん、お願い致します。本来花の定座ですが、三句前に「花冷え」が
出ていますので、花でないもので構いません。



1654 ビートルズ連句16 Mori Mail URL 2004/04/09 09:58

　虚子忌句会の際中お邪魔いたします。

　　　幻氷の此方彼方に立ちにけり　　　　守　Here,There and Everywhere
　　　　家へと続く永き日の道　　　　　四童　Golden Slumbers
　　　春炬燵猿の指もつ男ゐて　　　　　詠犬　Come Together
　　　　砂の眠りへ風のささやき　　　うさぎ　Julia
　　　月光は真つ直ぐライムソーダ色　　玉簾　Mr.Moonlight
　　　　きみゆゑに増す秋思の目方　　　　童　Hey Bulldog
ウ　　天高く凭れてもよい肩のあり　　　　ぎ　Any Time at All
　　　　灯りを消して見えるのは何　　　　守　With a Little Help from My Friends
　　　たましひの深きところに冬銀河　　　簾　I've Got a Feeling
　　　　風呂場の窓に銀のスプーン　　　　犬　She Came in through the Bathroom Window
　　　目を瞑る苺畑の棲みやすく　　　　　童　Strawberry Fields Forever
　　　　丘の上には千の声吹く　　　　　　守　The Fool on the Hill
　　　かきならす朧月夜のバラライカ　　　ぎ　Back in the U.S.S.R.
　　　　午前二時まで語る花冷え　　　　　犬　Norwegian Wood(This Bird Has Flown)
　　　逃水を追ふ君の手を持つたまま　　　簾　Love you to
象牙色にて返えらざる音　　　　　守　No Reply


　　お捌きを。


1653 虚子忌句会・投句一覧 四童 Mail URL 2004/04/09 02:48

おほかたはずれてゐるなり春ショール
さいはての関節ぽきと鳴る虚子忌
たとふれば欠伸のときの吐息かな
ヤドカリの昼までポシェットに暮らす
ゆふぐれの裾に生まれし春の星
磯巾着にふれたような夕日です
音楽の出るまでまわす春日傘
花ぐもり石うづたかく積まれをり
花吹雪の丘放置される泣き虫
肝臓をそっと包みし春の闇
虚の耳をもっているなり豆の花
虚子の忌の下駄に歯がある鼻がある
虚子の忌の貧血の人助けたる
虚子の忌の埠頭に錆びる昼の月
虚子忌来る海に抜けいし切通し
虚子忌来る空の様子を見上げたる
混乱の放物線や雪柳
菜の花のみぎはに法螺を吹くをとこ
持つて来て麓で困る春の棒
春といふ春を吸ひ込む欠伸かな
春雨や男も入りし台所
春菊をたばね求婚してをりぬ
春深し駅長室に松葉杖
春昼を目撃したるバス通り
女教師の虚子の怒りを忌に修す
大犬を撫でて一日手が温し
知らぬ名と言はれてをりし虚子忌かな
遅桜ばさりばさりと英国旗
鶴引いて紅い携帯電話かな
東京タワーに向つて回るかざぐるま
頭から遠のく手こそ虚子忌なる
表札の前ではじける石鹸玉
満天星を飛びだしてくる叔母の声
名優のアドリブのなき虚子忌かな
朧夜の万物息を吐きゐたる

（以上）

　７句選にて短評をお願い致します。

選評投稿先はここ四童珈琲店
http://bbs10.otd.co.jp/1010658/bbs_plain

締切：４月12日（月）24時

よろしくお願い致します。



1652 只今帰宅しました 四童 Mail URL 2004/04/09 01:06

　これから夕食を食べて仕事のメールを１通書いて、それから開けますので２時
まで投句受け付けます。



1651 滝のぼり 玉簾 2004/04/07 03:06

逃水を追ふ君の手を持つたまま　
を選んでいただけてうれしい。やはりあの曲はこんな感じだと思いますので。

>ところで、キングコブラの指輪をした人が四童珈琲店を読んでいる可能性はな いのでしょうか(^^);

（^o^）それは１００％ないです。ご心配ありません。
想像ですがその人はきっと「喫茶がじゅまる（仮名）」とか
「芭蕉布がんでぃ（仮名）」とかにいるんだと思います。
取っ組み合いのケンカありの６０代の最強女性でした。（汗
いやあ、なんて言うか‥‥っつーか、もう何もいえませんです。
それ以外に職場の備品をせっせと持ち帰り、生活を立てている方もおり、
私としては差し上げたいのですが、すでに莫大な減りが発覚していて
やむなく在庫一覧表の作成などにも追われております。
島では、これ系のお話はいろいろあります。
スーパーで並んでいるとレジを逆流してくるおばさんとか。
鮭のようですごいです。
そういえばこいのぼりの季節でございますね。

1630 誓子忌句会・作者発表 四童 Mail URL 2004/03/30 01:40

会ひませう春の雨ふる食卓で　　　 天気
行く春の自動ピントのそばを風　　 天気 う
勃起とふ有為転変に桜咲く　　　　 天気 う
右を閉ぢ左の視力つばくらめ　　　 天気 四う振な紫
午後二時の雲の観察誓子の忌　　　 天気 うな紫
珍しき転生あらむ山桜　　　　　　 振り子 東
昨年の桜埋まつてゐる歩道　　　　 振り子 東う紫
刃物屋のはげます桜吹雪かな　　　 振り子 四東
暗黙の領土に横になる春愁　　　　 振り子
放置さる飯のとなりの常節も　　　 振り子
夕桜ビルを突き抜くモノレール　　 東人
樫の花工場長のすぐ戻る　　　　　 東人 振天
芝ざくら踏まれて皮革見本市　　　 東人 振
花かえで古川鉱業社宅前　　　　　 東人
よく笑ふブラジル人の入学す　　　 東人 な紫
永き日の窓にとどかぬ梯子かな　　 紫野 東振な天
星ひとつ残して閉める春障子　　　 紫野
春雷を聞くや鉄路に耳寄せて　　　 紫野
夕東風の旅立つてゆく河口かな　　 紫野
クレーンの傾く高さ誓子の忌　　　 紫野 天
初蝶や路地にしづまる輪転機　　　 紫野 四振な天
ためいきのやうな水脈生み春の鴨　 うさぎ
黒靴の揃へてありし朝桜　　　　　 うさぎ 四東な天紫
道端に煤けながらに茎立てり　　　 うさぎ
快晴の日々を白木蓮傷む　　　　　 うさぎ 四紫
プリムラに雨の埋まるしづごころ　 うさぎ
誓子忌や政府刊行物厚き　　　　　 うさぎ 東振
亀鳴くを聴く人間の縫ぐるみ　　　 なむ
青き踏むぼくらボレロの千鳥足　　 なむ 振
青き踏めば天然パーマの鉄条網　　 なむ 四
薔薇雪崩れ咲くより高く廃車積む　 なむ
あぶりては干鱈の反りの品定め　　 なむ 四う紫
もうひとつ内蔵のある誓子の忌　　 四童
宙空に白木蓮の錆びてをり　　　　 四童 東な
水紋は鐘の音のごと春の暮　　　　 四童 う天
水鳥の太きよだれを春の水　　　　 四童
泳ぎ来て鴨立つ水の深さかな　　　 四童 天

（以上）

　ご参加ありがとうございました。引き続き三鬼忌句会に突入致します。
誓子忌句会に乗り遅れた方もどうぞ。

当季雑詠五句以上（上限なし）
締切：４月１日（木）24時厳守
投句先：四童までメールで

　締切までご感想やらビートルズ連句の続きやらお願い致します。

　玉簾さん、お元気ですか？




1628 選句の途中ですが うさぎ 2004/03/29 21:53

振り子さん、ほんとうにご無沙汰しております。
珈琲店の団欒を窓越しに眺める通行人Aをしばらくやっておりましたが、しばらくぶりに扉を押してみました。
またよろしくお願いします。
某誌のことはう”ぎゃー！みっともないものを晒して申し訳なく思っているのです。


1627 選句です。 紫野 Mail 2004/03/29 16:58

○あぶりては干鱈の反りの品定め
どうでもいいことについ熱中してしまうことの可笑しさが出ていて、好きです。

○よく笑ふブラジル人の入学す
外国語学校のワンシーンと考えると、なんとも気持ちの和んでくる、春らしい句。

○右を閉ぢ左の視力つばくらめ
体の左側というのは、右利きの人間にとってはどうにも気になるものです。そういうこそばゆさのようなものを巧くとらえています。視力とつばくらめとの相性も抜群。

○快晴の日々を白木蓮傷む
「日々を」の「を」がものすごく効いています。

○午後二時の雲の観察誓子の忌
忌日俳句は、詠まれる人物へのオマージュの意味合いが強く前に出ることが多いですが、この句には、誓子らしい大きさとともに、春の季感、ふわりとした明るさを感じます。

○黒靴の揃へてありし朝桜
朝桜、というところに、リアルで引き締まった感触があります。

○昨年の桜埋まつてゐる歩道
桜は木の下にいろんなものを収蔵しうるし、自らも埋まってしまう。ほんとに不思議な花ですねえ。

以上いただきました。ありがとうございました。


1626 選句です 天気 Mail URL 2004/03/29 12:41

○クレーンの傾く高さ誓子の忌
　馴染みのある景がすんなり詠まれています。

○永き日の窓にとどかぬ梯子かな
　梯子を詠んで、結果、窓という事物が微妙な感触をもった。永き日はやや安定的すぎるとは思いますが。

○泳ぎ来て鴨立つ水の深さかな
　浅さではなく、単に尺度として「深さ」をもってこられたのでしょうか。すこし説明的なのでしょうが、気持ちの良い句。

○樫の花工場長のすぐ戻る
　微妙な味。「すぐ戻る」は工場長の発話のようにも聞こえ、興趣たっぷり。

○黒靴の揃へてありし朝桜
　黒と桜。安定感のある取り合わせ。

○初蝶や路地にしづまる輪転機
　八丁堀あたりの路地の小さな印刷屋を思いました。初蝶と輪転機。ううん、この取り合わせは絶妙。「しづまる」とあえて言うべきかどうかは好悪の分かれるところでしょうか。

○水紋は鐘の音のごと春の暮
　ありそうで、こうした風雅な句は近辺には見あたりにくく。

以上、いただきました。
選をあらためて見渡すと、俳句らしい俳句、言い換えれば比較的保守的な句をいただきました。
別の機会に選句すれば、ラインナップがごっそり入れ替わってしまうかのしれない、
いつもながら心許ない選です。ご容赦くださいませ。


1625 選句です。 なむ Mail URL 2004/03/29 12:31

○よく笑ふブラジル人の入学す
読んで気分のよくなる句は案外少ないのですが、これはとても気分がよいです。明るいし楽しそうだし、少し心配にもなります。「日記」にすぎないともいえますが、逆に「事実」のみ書く潔さを、この場合認めたいな、と思います。

○右を閉ぢ左の視力つばくらめ
飛蚊症の私としては「つばくらめ」はまさに実感。「右を閉ぢ左の視力」うーむ巧い、と思います。

○永き日の窓にとどかぬ梯子かな
きわめて俳句的。しかし句の骨格も人相もいい、この頃そんな句にかえって惹かれます。

○午後二時の雲の観察誓子の忌
午後二時の限定が面白い。誓子って「ごっつい」からなあ。

○黒靴の揃へてありし朝桜
ん？、と立ち停まらせるところがエラい。

○初蝶や路地にしづまる輪転機
この路地の印刷工場ぼくも知っています。輪転持ってるってことは結構大きいんですよね。あーあ、不況ですからねえ。

○宙空に白木蓮の錆びてをり
切ない、です。


1624 選句です。 振り子 Mail 2004/03/29 12:09

○右を閉ぢ左の視力つばくらめ
このところメッキリ視力が落ちた。左の視力はかなり重要だと思う。それは経験的に思う。見えるものがイメージに与える作用はとりわけ左目によっているのでははないか。そんなことを思ってこの句を読むと、そんなことはどうでもいいことだった。視力がいいとか悪いとか言わない気分いい句であるのだった。つばくらめが効果か。

○永き日の窓にとどかぬ梯子かな
春は高いところに目が行く。さらに高いところに行きたくなる。平明であって気分がいい句。その窓の

中に用事があるのか窓の掃除でもしようとしているのか。

○樫の花工場長のすぐ戻る
工場の門をはいると定番のように樫の木があった。事態は不穏なのか工場長はすぐ戻らなければならない何かが起こったか、というより単に忘れ物をしたのかもしれない。

○芝ざくら踏まれて皮革見本市
皮革の見本市はいま盛況なのでしょうか。会場の立地を想像すればおもしろい。

○初蝶や路地にしづまる輪転機
道具はそろっているのが不満といえなくもないが重厚な機械がしづまる時代をかろやかな初蝶と対比していて好感。

○誓子忌や政府刊行物厚き
政府刊行物が忌日句にあらわれたことが面白い、さらに誓子忌である二重の意味で。

○青き踏むぼくらボレロの千鳥足
マーチのリズムでないのが生きているぼくらのホントの姿というところが好きである。

ありがとうございました。
あ、うさぎさん、ご無沙汰してます。ビートルズ歌仙拝見してます。それと某句誌でのお姿とエッセイを拝見しました。


1623 選句しました うさぎ 2004/03/29 00:16

○あぶりては干鱈の反りの品定め
　「品定め」がう〜ん、なんだけれど、上手い。干鱈程度のものの反り具合なんぞにこだわる人間の性が面白く、いとおしい。

○右を閉ぢ左の視力つばくらめ
草城を連想しました。こう詠まれると視力表のCみたいなマークも燕のように思えてきたりして。

○午後二時の雲の観察誓子の忌
誓子への手向けの句としては大変良いと思います。午後二時に若い抒情がありました。

○行く春の自動ピントのそばを風
無機質なものを吹き抜けてゆく風がなんか気持いい。そこはかとなく惜春の情も出ていると思います。

○昨年の桜埋まつてゐる歩道
桜の下に埋まっているのはやはり桜。過去を踏みしめて今を歩くって感じがいい。

○水紋は鐘の音のごと春の暮
視覚と聴覚が混然となった魅力。四方へ広がる鐘の音は確かに水紋のようです。「春の暮」はおとなしすぎたかも。

○勃起とふ有為転変に桜咲く
ふぐり俳人としてはやはり・・・。有為転変と感じるものなんだ、ふぅ〜ん。桜が咲いたのだからめでたいんですね。女性の句でしたらちょっと頂けません。



1622 選句です 東人 Mail 2004/03/28 23:10

○永き日の窓にとどかぬ梯子かな
　　作者の微妙な心象風景とみます。

○黒靴の揃へてありし朝桜
　　黒靴の与える緊張感がでています。

○昨年の桜埋まつてゐる歩道
　　時間の重層性がありますね。桜というのは。

○刃物屋のはげます桜吹雪かな
　　不思議な句。作りすぎの気味ありますが。

○誓子忌や政府刊行物厚き
　　行政の無機な冷たさが出ています。

○宙空に白木蓮の錆びてをり
　　嘱目の例多いようですが、「錆び」を採ります。

○珍しき転生あらむ山桜
　　染井吉野には転生はない、と。桜の神秘さでしょうか。

1610 三週連続忌日句会のご案内・追記 四童 Mail URL 2004/03/21 00:40

　題を出さないと投句しようがないですよね。愚かでした(^^);
３週とも当季雑詠五句以上（上限なし）にてお願い致します。


1609 三週連続忌日句会のご案内 四童 Mail URL 2004/03/21 00:37

　ビートルズ連句もたけなわではございますが、今年も三週連続忌日句会をやり
ます。すなわち、

　３月26日（金）誓子忌
　４月１日（木）三鬼忌
　４月８日（木）虚子忌

です。主旨にご賛同の方は当日24時締切厳守で、メールにて投句願います。

投句先：四童

　作者名を伏せて四童珈琲店（http://bbs10.otd.co.jp/1010658/bbs_plain）で
互選の上、作者発表するサイクルを三週間繰り返します。

　ではご参加をお待ちしております。

四童


1608 詠犬さん、ども 四童 Mail URL 2004/03/21 00:29

　そういえば前句もそうだったのですが、一応連句なので、春の句を続けて下さ
い。春の句で愛の句がよいです。


1607 ビートルズ連句　14 詠犬 Mail 2004/03/20 12:21

　　　幻氷の此方彼方に立ちにけり　　　　守　Here,There and Everywhere
　　　　家へと続く永き日の道　　　　　四童　Golden Slumbers
　　　春炬燵猿の指もつ男ゐて　　　　　詠犬　Come Together
　　　　砂の眠りへ風のささやき　　　うさぎ　Julia
　　　月光は真つ直ぐライムソーダ色　　玉簾　Mr.Moonlight
　　　　きみゆゑに増す秋思の目方　　　　童　Hey Bulldog
ウ　　天高く凭れてもよい肩のあり　　　　ぎ　Any Time at All
　　　　灯りを消して見えるのは何　　　　守　With a Little Help from My Friends
　　　たましひの深きところに冬銀河　　　簾　I've Got a Feeling
　　　　風呂場の窓に銀のスプーン　　　　犬　She Came in through the Bathroom Window
　　　目を瞑る苺畑の棲みやすく　　　　　童　Strawberry Fields Forever
　　　　丘の上には千の声吹く　　　　　　守　The Fool on the Hill
　　　かきならす朧月夜のバラライカ　　　ぎ　Back in th U.S.S.R.

　　　　ひとつひとつのしぐさに惹かれ　　犬　Something

どうでせうか？お捌きを・・・。


1606 詠犬さん、ども 四童 Mail URL 2004/03/20 02:30

　ちょっと日本語の方が愛の句っぽくないので再考頂けますか。原題に"love"が
入っていればいいという訳ではないので…。



1605 ビートルズ連句14 詠犬 Mail 2004/03/19 23:57

幻氷の此方彼方に立ちにけり　　　　守　Here,There and Everywhere
　　　　家へと続く永き日の道　　　　　四童　Golden Slumbers
　　　春炬燵猿の指もつ男ゐて　　　　　詠犬　Come Together
　　　　砂の眠りへ風のささやき　　　うさぎ　Julia
　　　月光は真つ直ぐライムソーダ色　　玉簾　Mr.Moonlight
　　　　きみゆゑに増す秋思の目方　　　　童　Hey Bulldog
ウ　　天高く凭れてもよい肩のあり　　　　ぎ　Any Time at All
　　　　灯りを消して見えるのは何　　　　守　With a Little Help from My Friends
　　　たましひの深きところに冬銀河　　　簾　I've Got a Feeling
　　　　風呂場の窓に銀のスプーン　　　　犬　She Came in through the Bathroom Window
　　　目を瞑る苺畑の棲みやすく　　　　　童　Strawberry Fields Forever
　　　　丘の上には千の声吹く　　　　　　守　The Fool on the Hill
　　　かきならす朧月夜のバラライカ　　　ぎ　Back in the U.S.S.R.

　　　道化者たちがあつまつてくる　　　　犬　You've got to Hide You’re　Love Away　

はずしてしまったでしょうか？お捌きを！それにしてもリンゴやジョージはどうした？


1604 うさぎさん、ども 四童 Mail URL 2004/03/19 00:59

　これ、面白いので頂きます。ちょっと凸凹しているので全体を再掲しますね。

　　　幻氷の此方彼方に立ちにけり　　　　守　Here,There and Everywhere
　　　　家へと続く永き日の道　　　　　四童　Golden Slumbers
　　　春炬燵猿の指もつ男ゐて　　　　　詠犬　Come Together
　　　　砂の眠りへ風のささやき　　　うさぎ　Julia
　　　月光は真つ直ぐライムソーダ色　　玉簾　Mr.Moonlight
　　　　きみゆゑに増す秋思の目方　　　　童　Hey Bulldog
ウ　　天高く凭れてもよい肩のあり　　　　ぎ　Any Time at All
　　　　灯りを消して見えるのは何　　　　守　With a Little Help from My Friends
　　　たましひの深きところに冬銀河　　　簾　I've Got a Feeling
　　　　風呂場の窓に銀のスプーン　　　　犬　She Came in through the Bathroom Window
　　　目を瞑る苺畑の棲みやすく　　　　　童　Strawberry Fields Forever
　　　　丘の上には千の声吹く　　　　　　守　The Fool on the Hill
　　　かきならす朧月夜のバラライカ　　　ぎ　Back in th U.S.S.R.

　では詠犬さん、春の句を続けて下さい。そろそろ恋の句ならぬ愛の句を続けま
すか。



1603 ビートルズ連句１３ うさぎ 2004/03/18 23:53

幻氷の此方彼方に立ちにけり　　　　守　Here,There and Everywhere　　　
　　　　家へと続く永き日の道　　　　　四童　Golden Slumbers
　　　春炬燵猿の指もつ男ゐて　　　　　詠犬　Come Together　　　
砂の眠りへ風のささやき　　　うさぎ　Julia
　　　月光は真つ直ぐライムソーダ色　　玉簾　Mr.Moonlight
　　　　きみゆゑに増す秋思の目方　　　　童　Hey Bulldog
ウ　　天高く凭れてもよい肩のあり　　　　ぎ　Any Time at All
　　　　灯りを消して見えるのは何　　　　守　With a Little Help from My Friends
　　　たましひの深きところに冬銀河　　　簾　I've Got a Feeling
　　　　風呂場の窓に銀のスプーン　　　　犬　She Came in through the Bathroom Window
　　　目を瞑る苺畑の棲みやすく　　　　　童　Strawberry Fields Forever
丘の上には千の声吹く　　　　　　守　The Fool on the Hill
かきならす朧月夜のバラライカ　　ぎ Back in th U.S.S.R.


駄目が出て明日また考え直すことになるんだろうな〜。お捌きのほどお願いします。



1602 さういへば月の座でした 四童 Mail URL 2004/03/18 02:42

　うさぎさん、秋でない月を詠み込んで下さいませ。



1601 守さん、ども 四童 Mail URL 2004/03/18 00:54

　では「丘の上には千の声吹く」を頂きます。次はうさぎさん、お願い致します。

　インターネット古書店で『芭蕉七部集』（岩波文庫）を購入したのですが、
700円もしたのに赤鉛筆で随分書き込みがあります。しょうもねえなあ…。

1050 選句です。 東人 Mail 2003/04/12 22:57

○がらくたのやうなるきのふ花の雨
　　そうでしたか。共感の一句です。

○せんべいを口で湿らせ虚子忌かな
　　せんべいは齧らないほうが味わいがあります。

○マチネーのスラプスティック虚子忌かな
　　ミスマッチのおかしさで。カタカナが多いのが難点飴か。

○リラ咲けりもう人間では間にあはぬ
　　人間自体居ることが災いなんでしょうか。このごろ特にそう思います。季語がマッチ。
　
○旗竿に金の玉ある虚子忌かな
　　虚子風の小さな発見に○印を。

○春風のところどころに影座る
　　実体を言わない、「影座る」は暗示的広がりあります。

○鳥雲に入る浜の子の膝頭
　　素直な春の景よいと思います。

○暮の春焦点のなき赤子の眼
　　考えてみると怖い。焦点は定まってないけれどもそうとう感じている時期なんでしょうね。



1049 選句しました。 振り子 Mail 2003/04/12 22:17

○この家のすかんぽつながりを愛す
　　「この家の」という断定のすかんぽと、「つながりを愛す」という表明。なぜかスッと入りました。

○サイネリア来てすぐ帰る救急車
　　よそのお宅のことながら、ああ大事に至らなくてよかった。
　　この場合、サイネリアは濃いピンクではなくブルー系か。

○花蘇芳麻酔打たるる日なりけり
　　花蘇芳がいい効果。「日なりけり」でよけいな説明がないところがまたよろしいと。

○旗竿に金の玉ある虚子忌かな
　　「旗竿の金の玉ある」ってなかなかな。

○亀鳴くや使ひこなせぬ高性能
　　単純なものほど使い易く長持ちでしょう。要求の過剰の末の高性能は如何とも・・・。「亀鳴く」は動きそう。

○虚子の忌にきみが大統領である不思議
　　「虚子の忌に」の「に」が気になりつつも同感。

○虚子忌かな妊娠線を湯に浮かし
　　辻桃子の「虚子の忌の大浴場に泳ぐなり」を思い出しました。
　　辻作品はおおらかに夜の大浴場に自分の手足を大きく動かすという動きが眼目。一方この作者の句は「妊娠線」というキーワードが内省的。表情がわかるようです。

○春愁やミネラル色のビルが建つ
　　ミネラル色ってどんな色かわかる感じがします。
　　はじめてお目にかかる。

お蔭様で連続忌日句会、完走しました。
息を切らされなお且つ面白かったです。
四童さん、みなさんありがとうございました。




1048 選句致しました 朝比古 2003/04/12 16:46

○がらくたのやうなるきのふ花の雨
　過去を捨て去ってしまいたい欲求。花の雨の優しさが切ない。

○サイネリア来てすぐ帰る救急車
　来てずっと留まっているような救急車は嫌だね。

○リラ咲けりもう人間では間にあはぬ
　人間では間に合わないことって…。

○旗竿に金の玉ある虚子忌かな
　あぁ、なんとも言えずいいっす。韻律も素晴らしい。

○虚子の忌の足に指紋のありにけり
　足の指紋って、なかなか意識する事がないけど、虚子の忌ということになれば、きちんと見てしまいそう。

○春風のところどころに影座る
　平明で深淵な世界。

○未来派の子どもの歩幅花の塵
　未来派はどんな風に歩いているのだろう。

○蝌蚪の紐せせらぎの音揺らしをリ
　揺れているのは蝌蚪の紐なんだけど、せせらぎの音を揺らしているという把握が、いかにも俳句らしくて結構スキ。




1047 三鬼忌句会・投句一覧 四童 Mail URL 2003/04/12 02:09

　遅くなりすみません。

蛇穴を出づると見えて戻りけり　　 朝比古 百天振
人形と鏡に映り花の冷　　　　　　 朝比古
西東忌飴玉はねぢりて包む　　　　 朝比古 な詠天東振
よろづ屋へどつと枝垂れて桜かな　 朝比古 東
春暁へしらしら開くるまなこかな　 朝比古
東京や卵割るときコツと鳴る　　　 天気 な
舌だしてみせ朧夜の女医とゐる　　 天気 朝百振四
花の雨おちてぽくぽく鳴るおでこ　 天気 な
三鬼忌の馬鹿になるものバネとネヂ　 天気 詠
エイプリルフールのドアの覗き穴　 天気 朝百振
花曇水飲む鳩の足浸る　　　　　　 百花 朝東四
連翹や鳩のくちづけ五六度　　　　 百花
春光や五弁かさねて花透ける　　　 百花
この町にこんなに子供花筵　　　　 百花 朝詠東振
春の空若者櫂を垂れしまま　　　　 百花 詠
電柱も桜であると島びと言ひ　　　 東人
芽やなぎや病棟廊の掛け時計　　　 東人
大げさな羊羹届く万愚節　　　　　 東人 朝四
微熱あり大言海に花埃　　　　　　 東人 詠振
狂院へ師はひとりづつ花の冷え　　 東人 な振
群衆が頬張つてゐる落花かな　　　 振り子 な詠天東
三鬼忌や鰓の横から刃を入れる　　 振り子 百な天東
懸垂の少女に四月ゆがみけり　　　 振り子 朝百東四
踏み切りの踵のちから桜満開　　　 振り子 詠
びっしりと夜の桜の上に闇　　　　 振り子
ボウタイをはづし西東三鬼の忌　　 詠犬 天
三鬼忌やかがみて犬に話しかけ　　 詠犬
三鬼忌の太きいななき夜の馬　　　 詠犬
頬杖に眼鏡つめたし西東忌　　　　 詠犬 朝四
逃水のなか自転車のしぼみけり　　 詠犬 百
腕時計の竜頭をつまみ野遊びへ　　 詠犬
読みさしの眼球譚や卵食ふ　　　　 なむ 百天四
寝業師の首のギブスや地下の街　　 なむ 天東
酒飲みて激しき論へ万愚節　　　　 なむ
美しき舌先三寸三鬼の忌　　　　　 なむ 四
まつ黒い汽車が鼻から四月馬鹿　　 なむ 朝百天四
切る馬鹿に負けることなき桜かな　 四童
みな電話かけつつ渡る春の道　　　 四童 な詠振
モノレールのみ動きをる初桜　　　 四童
姑娘の言葉あやしき三鬼の忌　　　 四童 な
お嬢さんですかと言はれ春の昼　　 四童

（以上）




1046 虚子忌句会、選句です 天気 Mail URL 2003/04/11 03:09

○いま思へば蝌蚪のはじける五徳なり
　　おもしろい景。上の句の入りはすこし「？」ですが、これが味なのかもです。

○この家のすかんぽつながりを愛す
　　むずかしい句ですが、飄々とした愛し方が伝わります。

○サイネリア来てすぐ帰る救急車
　　中下おもしろい。切れの箇所が判然としたほうが良いのでは？

○ぺんぺん草といへど十字架花薺
　　むずかしいけれども、言葉の感触が気持ちよいです。

○旗竿に金の玉ある虚子忌かな
　　特選あるならコレ。なんとも言えません。

○亀鳴くや使ひこなせぬ高性能
　　次点あるならコレ。中下は明快で味も大いにあり。亀鳴くも意外にフィット。

○虚子忌かな妊娠線を湯に浮かし
　　酷薄さが魅力。

○未来派の子どもの歩幅花の塵
　　「未来派の子ども」は私にはよくイメージできませんが、
　　「歩幅」「花の塵」への展開がなんだか気持ちよいです。

以上８句いただきました。
三鬼句会の作者発表を待つつもりでしたが、すみません、すこしの
あいだ自分のＰＣを使えなくなるものですから。無粋をお許しください。


1044 選句です（三鬼忌の） 四童 Mail URL 2003/04/11 01:14

　遅くなりました。すみません。

○まつ黒い汽車が鼻から四月馬鹿
　上中がすごくよいです。

○花曇水飲む鳩の足浸る
　そういう情景をよく見ます。

○懸垂の少女に四月ゆがみけり
　「四月」と言われるとそんな気がします。

○舌だしてみせ朧夜の女医とゐる
　いいです、「女医」。

○大げさな羊羹届く万愚節
　可笑しいです。

○読みさしの眼球譚や卵食ふ
　眼球と卵の形態的類推がなんともよいです。

○美しき舌先三寸三鬼の忌
　舌の句が多いですね。三鬼忌だからか。

○頬杖に眼鏡つめたし西東忌
　あ、こういうこと、あります。


1042 虚子忌句会・投句一覧 四童 Mail URL 2003/04/09 02:02

いま思へば蝌蚪のはじける五徳なり
お台場のおぼろに光る銀の玉
がらくたのやうなるきのふ花の雨
この家のすかんぽつながりを愛す
これ以降親口出さず入学式
サイネリア来てすぐ帰る救急車
せんべいを口で湿らせ虚子忌かな
たとふれば春満月のお姉さん
はなびらやすこしはなれてさくさくら
ぺんぺん草といへど十字架花薺
ほのぐらき花のふところ人の拠り
マチネーのスラプスティック虚子忌かな
リラ咲けりもう人間では間にあはぬ
円陣のすぐに崩れる花見かな
花散つてまたふり返る電熱器
花蘇芳麻酔打たるる日なりけり
丸ビルを枡にたとへし頃の春
旗竿に金の玉ある虚子忌かな
亀鳴くや使ひこなせぬ高性能
虚子の忌にきみが大統領である不思議
虚子の忌の栓抜きさがすコルトレーン
虚子の忌の足に指紋のありにけり
虚子の忌や齢五十の科学の子
虚子忌かな妊娠線を湯に浮かし
駆け上り来る花屑や風の坂
港湾の隙間を春の光かな
捨て台詞花の巷をよぎるのみ
春の夜の吹き散るものに齢の差
春愁やミネラル色のビルが建つ
春風のところどころに影座る
進軍の画像流るる虚子忌かな
吹き荒れる虚子のたましひ桜散る
折れ釘の空へ向ひて虚子忌かな
鳥雲に入る浜の子の膝頭
鉄棒のてにをは違ふ春の昼
頭よりつめの先まで桜かな
虹橋の土台を守れスフィンクス
暮の春焦点のなき赤子の眼
未来派の子どもの歩幅花の塵
蝌蚪の紐せせらぎの音揺らしをリ

（以上）

選句投稿先：四童珈琲店（http://bbs10.otd.co.jp/1010658/bbs_plain）
締切：４月13日（日）

　８句選にてお願い致します。よろしくどうぞ。


1041 虚子忌句会・ご案内 四童 Mail URL 2003/04/07 23:56

　三週連続忌日句会の最終回です。またしても雑詠のみで行きます。

【雑詠五句前後】

締切：４月８日（火）24時必着
投句先：四童（xl4o-endu@asahi-net.or.jp）までメールで

　最小挙行人数は特に定めません。締切が来たら開きます。

1030 三鬼忌句会・ご案内 四童 Mail URL 2003/03/31 00:37

三週連続忌日句会の第２回目です。またしても雑詠のみで行こうと思います。

【雑詠五句前後】

締切：４月１日（火）24時必着
投句先：四童（xl4o-endu@asahi-net.or.jp）までメールで

　最小挙行人数は特に定めません。締切が来たら開きます。



1029 選句です 四童 Mail URL 2003/03/31 00:34

○ゆつたりと弧を描く鉄路花辛夷
　「ゆつたりと」「花辛夷」といった中で「鉄路」という二文字の硬質さが誓子
忌句会にふさわしいような気がします。

○巻尺ののみこむ速さ誓子の忌
　メカニカルな感じが誓子忌句会にふさわしいような気がします。

○港湾のふぁ音に始む春の朝
　これは誓子の「一湾をたあんと開く猟銃音」を踏まえているのだと思うのです
が、「ふぁ音」というのがいかにも春の朝でよいです。

○菜の花へ向くあたらしき机かな
　長女も次女もいい机を持っておりまして、私は欲しくてしょうがないのです。

○春の雨巷のどこも灯りをり
　なにかやわらかにけぶる感じがよいです。

○誓子忌のまづ皃を見て食む目刺
　誓子の「かりかりと蟷螂蜂の皃を食む」をふまえて、自分を詠み込んだところ
がよいと思います。

○誓子忌の霧吹きの霧片頬に
　誓子といえば吸入器ですが、そこをずらして霧吹きを持ってきたところが面白
いです。

○誓子忌や放たれしこと知らぬ犬
　誓子の「土手を外れ枯野の犬となりにけり」を踏まえているのでしょうが、かっ
こよくない犬が愛くるしいです。

○東京の穴は蓋あり誓子の忌
　誓子の「蟋蟀が深き地中を覗き込む」あたりを踏まえているのだと思いますが、
東京には凝視すべき穴などないのかも知れません。


1028 選句です。 等 Mail 2003/03/31 00:07

○握り飯にはなにもいれない誓子の忌
　誓子の『凍港』を「朝日文庫」で読んだときの感じ。
○住友の友がふうせん持ち帰る
　誓子は大阪住友合資会社を病弱のため退社している。「ふうせん」に何かワケあり？
○春宵のメタセコイアに星あがる
　誓子と兜太の論争を思い出した。この句は誓子側かな。
○春川に金融新聞すぐ沈む
　この句の場合、無季の句に仕立てるのも面白いのではないか、と思っ
た。
○春風や豚の乳首が十五六
　こういう句、好きです。乳首は乳腺が発達したもの。人間にもうっす
らではあるが、こういうことが　あるらしい。
○春満月大人はダンスフロアーへ
　子供は無知ではないという解釈をすると、面白い。「春満月」が効い
ていると思う。好きな句。　
○誓子忌のまづ皃を見て食む目刺
　「まづ」の無い方が誓子らしい。
○洗はれてバンパーに貌誓子の忌
　エンジンに風を食べさす青峠　　　　誓子
　ガソリンを缶にて置けり嵯峨の枯　　誓子
○臍帯を踏むこともある春の闇
　ボクにとっては「へその緒」のほうが具体的なイメージが湧く。　



　


1027 選句です 東人 Mail 2003/03/30 23:37

○握り飯にはなにもいれない誓子の忌
　誓子の気分がでています。

○菜の花へ向くあたらしき机かな
　菜の花のむこうには、穏やかな海がみえます、きっと。

○住友の友がふうせん持ち帰る
　住友の社員だった誓子へ、ごあいさつに。

○春月の二階の屋根の辺を去らず
　清らかな景ですね。

○春風や豚の乳首が十五六
　豚の乳首への着目、すがすがしい。

○象牙より分厚き白や白木蓮
　白木蓮と象牙、対比の妙。

○誓子の忌蝙蝠傘の骨を接ぐ
　蝙蝠傘に実直の感がでていてよいですね。

○誓子忌のまづ皃を見て食む目刺
　「かお」をみる。うーむ。

○誓子忌や放たれしこと知らぬ犬
　「私たちの感動が先だたねばならぬ」と言う誓子。今の俳人らへの風　　刺か。



1026 選句です。 紫野 Mail 2003/03/30 22:22

○ゆつたりと弧を描く鉄路花辛夷
都会の、ではなく、野中の線路のゆったりとした景色が浮かびました。鉄と花辛夷の取り合わせも良いですね。

○握り飯にはなにもいれない誓子の忌
「握り飯」ということばの素朴さ、なにも入れない清新さが、誓子忌にぴったりです。

○港湾のふぁ音に始む春の朝
「ふぁ音」という限定が、港湾の春の朝のイメージをよくつかんでいると思います。

○菜の花へ向くあたらしき机かな
菜の花と机の取り合わせに、何ともいえない面白い味わいがあります。

○住み慣れし町の起き伏し新比古忌
なんということのない毎日の暮らしへの感慨が、しみじみと伝わってきます。

○春の朝すこし湿りし欠伸の掌
なにげない一瞬の描写ですが、気づかなかったなあ、と思わされる発見があります。

○春闘のビラの斜めを傾ぎ読む
「傾ぎ読む」というのが面白いです。

○春昼や影より来たるモノレール
「影より来る」の唐突さが、なんとも春昼の雰囲気です。

○誓子忌や放たれしこと知らぬ犬
無邪気であることの喜ばしさと哀しみが、複雑に絡み合っている佳句と思います。


1025 皃・ 百花 Mail URL 2003/03/30 22:21

皃は貌と同字、人の顔色色姿儀にて白は其顔を象り儿は人。
後、貌。豸扁は豹の省略にて、貌の音符。会意形声。
（大字典・大正六年・上田萬年編より）
ということで、誓子のふりがなに倣って、私も「かほ」と
勝手に読ませていただきました。


1024 選句です。 振り子 Mail 2003/03/30 21:40

○握り飯にはなにもいれない誓子の忌
　　誓子忌に塩むすび、すきっと決まってます。

○巻尺ののみこむ速さ誓子の忌
　　日常の何気ない小さな発見を一句に仕たてて成功。
　　誓子の忌日との取り合わせの妙。
　　
○春の朝すこし湿りし欠伸の掌
　　動作が見えました。

○春宵のメタセコイアに星あがる
　　メタセコイアは背が高い木ですね。巧い。

○春川に金融新聞すぐ沈む
　　誓子の「冬河に新聞全紙浸り浮く」をふまえての句でしょうね。
　　現代の風刺入りでもあっておもしろいです。

○春昼や影より来たるモノレール
　　ああ、一本やられました。
　　こういうことあるのに「影より来たる」とはなかなか出ません。

○春風や豚の乳首が十五六
　　豚をひっくり返したところを見たことないのですが、そんなにああるんですか。それがどうした、っていうことなんですが、それがいい。それでいい。

○象牙より分厚き白や白木蓮
　　象牙と白木蓮とは親戚関係はないのに、だからこそ「分厚き白」という形容を挟んで見事に言い当てています。
　　外の木蓮よりはやく咲く白木蓮をあらためて見てしまいました。

　　
○臍帯を踏むこともある春の闇
　　春の闇とはそんなことまでありそうな。「秋の闇」ではヤラセの世界になるところ。




1023 選句です 天気 Mail URL 2003/03/30 18:17

○巻尺ののみこむ速さ誓子の忌
　　こういうことが俳句になる愉しさ。

○港湾のふぁ音に始む春の朝
　　ふぁ音で身体がふわっと軽くなりました。気持ちがいい。

○豪州に踏み切りなくて新比古忌
　　豪州は俳句ではめずらしい。あちらではいま秋ですか。
　　「踏切がある」ではどうなのだろうなどと考えたりしました。楽しい句。

○菜の花へ向くあたらしき机かな
　　不思議な感じです。特別なことは言ってないような気がするのですが。

○住友の友がふうせん持ち帰る
　　飄々と軽い。そういえば昨日、住友家の墓所を遠目に見ました。

○春川に金融新聞すぐ沈む
　　新聞の頭に何かくっつくとあやしくなりますね。電波新聞は実在の紙名ですが、
　　こんど作ってみようと思いました。

○誓子忌のまづ皃を見て食む目刺
　　皃は手近な辞書だと「かたち・ボウ・バク」が読みですが、これは「かを」と読むのでしょうか。
　　勝手に「顔を見て」と読んでいただきました。なるほど顔を見るような気がする。
　　誤読だったらごめんなさい。

○朧夜の発生したる水のつら
　　水面というより「つら」のほうが感じが出ますね。「発生」というぞんざいな言い方も面白い。

○臍帯を踏むこともある春の闇
　　あまり踏まないと思いますが、臍帯と春の闇が出て、重くならないのは、
　　やはり「踏む」というのが面白いのだと思います。

以上９句いただきました。


1022 誓子忌句会選句です。 詠犬 2003/03/28 11:47

春の昼きりんの喉をするすると
春泥分かち工場跡地の長き塀
春風や豚の乳首が十五六
進化せる春のマスクのはづかしき
誓子忌の空に靴音置き忘る
誓子忌や放たれしこと知らぬ犬
遅日なり靴の底には足の裏
倒立の果てに日永の無精卵
流氷の痣を見ておりＡ感覚


1021 選句です 百花 Mail URL 2003/03/28 11:26

巻尺ののみこむ速さ誓子の忌　　
　　・＜のみこむ速さ＞に誓子の頭脳明晰を思います。
菜の花へ向くあたらしき机かな
　　・このうきうきした心にも、炭をつぐ心の日が来るのでしょうね。
春の雨巷のどこも灯りをり
　　・高い所にいると、働き蟻の時とは違う感慨も。
春の朝すこし湿りし欠伸の掌
　　・欠伸をしたときに掌を口にあてて。＜すこし＞が春らしい。
春昼や影より来たるモノレール
　　・騒音の中、モノレールの音を聞き分けようとは思わない。＜影＞ですね。
誓子忌のまづ皃を見て食む目刺
　　・＜皃＞という字を使いたい、目刺。
洗はれてバンパーに貌誓子の忌
　　・どこか潔癖なところのある、誓子。かつ、汚れ易いバンパー。
東京の穴は蓋あり誓子の忌
　　・穴はもちろん、川にも蓋。海馬にも、蓋。
臍帯を踏むこともある春の闇
　　・そう、時として、しょうがないこともある、人生。

有難うございました。

1020 選句いたしました 朝比古 2003/03/27 18:29

○握り飯にはなにもいれない誓子の忌
　塩むすびというやつですね。腹減ったときはこれがまた旨い。誓子の純なイメージ（虚子と比較して…）と意外にマッチしている。

○花の下工夫ならびて足投げ出す
　「投げ出す」が眼目。重労働の合間の一時の至福。

○春の雨巷のどこも灯りをり
　最初「港」だと思って、読み過ごしていたが、「巷」なのに気付いて、また違う感慨が湧いてきた。作者のなんとなく空虚な愁いが感じられる。

○春の朝すこし湿りし欠伸の掌
　中七下五に発見あり。全体の醸す雰囲気に春の季感はあるが「春の朝」という直截的な季語は一考の余地ありかも。

○春宵のメタセコイアに星あがる
　メタセコイアの語感がなかなかイイ。作者にとっての一番星。

○春昼や影より来たるモノレール
　モノレールは影から来るものなのだなぁ。納得。

○春満月大人はダンスフロアーへ
　レトロな風情に好感。若かりしころのデビ夫人だろうか。

○象牙より分厚き白や白木蓮
　白木蓮の質感を過不足なく表現。巧い。

○誓子忌や放たれしこと知らぬ犬
　犬が疾走している姿というのは清々しいもの。誓子と虚子の関係をも思わせて、なかなかです。




1019 誓子忌句会・投句一覧 四童 Mail URL 2003/03/27 00:28

　お待たせ致しました。投句ありがとうございます。

ゆつたりと弧を描く鉄路花辛夷
握り飯にはなにもいれない誓子の忌
伊勢湾の遅日のなかのカフカかな
下界から機関車見上ぐ黄水仙
花の下工夫ならびて足投げ出す
海おぼろなり鼻母音の練習
巻尺ののみこむ速さ誓子の忌　　
港湾のふぁ音に始む春の朝
豪州に踏み切りなくて新比古忌
菜の花へ向くあたらしき机かな
山独活の白骨化して掘り出され
手配写真なべて四角や春の雨
住み慣れし町の起き伏し新比古忌
住友の友がふうせん持ち帰る
春の雨巷のどこも灯りをり
春の昼きりんの喉をするすると
春の朝すこし湿りし欠伸の掌
春の日のポストの跡を踏みにけり
春めいて机の傷の古さかな
春月の二階の屋根の辺を去らず
春宵のメタセコイアに星あがる
春川に金融新聞すぐ沈む
春昼や影より来たるモノレール
春泥分かち工場跡地の長き塀
春闘のビラの斜めを傾ぎ読む
春風や豚の乳首が十五六
春満月大人はダンスフロアーへ
少年の夜に向かってアネモネ咲く
象牙より分厚き白や白木蓮
進化せる春のマスクのはづかしき
誓子の忌蝙蝠傘の骨を接ぐ
誓子忌のまづ皃を見て食む目刺
誓子忌の空に靴音置き忘る
誓子忌の霧吹きの霧片頬に
誓子忌や税関とほる島津の裔
誓子忌や放たれしこと知らぬ犬
洗はれてバンパーに貌誓子の忌
暖かや人形焼きの笑み喰えば
遅日なり靴の底には足の裏
倒立の果てに日永の無精卵
東京の穴は蓋あり誓子の忌
透明になりきれなくて針嘴魚かな
流氷の痣を見ておりＡ感覚
朧夜の発生したる水のつら
臍帯を踏むこともある春の闇
薔薇の芽や十七文字の著作権

（以上）

選句投稿先：四童珈琲店（http://bbs10.otd.co.jp/1010658/bbs_plain）
締切：３月30日（日）

　９句選にてお願い致します。よろしくどうぞ。


1018 誓子忌句会・ご案内 四童 Mail URL 2003/03/25 00:44

三週連続忌日句会の第１回目です。出題をいろいろ考えたのですが、ここは襟を
正し雑詠のみで行こうと思います。

【雑詠五句前後】

締切：３月26日（水）24時必着
投句先：四童（xl4o-endu@asahi-net.or.jp）までメールで

　最小挙行人数は特に定めません。締切が来たら開きます。




1017 ども 四童 Mail URL 2003/03/25 00:36

　百花さん、紫野さん、振り子さん、朝比古さん、ありがとうございます。
あ、朝比古さん、「偉業」ですか、ぽりぽり。
　そういえば電車の吊り広告で見たのですが、「手塚治虫マガジン」とかいう週
刊だか隔週刊だかの雑誌が出たのですね。「青騎士の巻」前半を一挙掲載とか書
いてありましたが、数あるアトムの作品群の中からなんでわざわざそんなつまら
ない話を選ぶのかなあ、と思う私であります。



1016 次回は・・・ 朝比古 2003/03/24 12:44

　アトム歌仙・ぼたん雪歌仙人満尾、おめでとうございます。
　特にアトム歌仙については、偉業と言って差し支えないと思います。私、世代的にはぎりぎり間に合っているはずなのですが、幼少時代、アトムに触れることの無かったこと、今思うに淋しい気がしておりました。
　次回は是非とも参加させていただきたく、宜しくお願い致します。


1015 祝満尾 振り子 Mail 2003/03/23 11:13

紫野さん、挙句おみごとですね。
四童さんへ、お疲れさまとありがとうを。
連衆のみなさんにいつもながら刺激をいただいてたのしい旅をご一緒できました。ありがとうございました。
何回巻いても歌仙には慣れというものがないようです。その都度その都度ですね。
また仲間に入れてください。


1014 ほっとしました。 紫野 Mail 2003/03/23 10:58

四童さん、ありがとうございました。お捌き、本当にお疲れさまでした。
四童珈琲店の歌仙は、以前からずっと楽しく拝見させていただき、
いつか参加できたら、と思っておりました。
今回初めて混ぜていただくことができ、本当に楽しかったです。
連衆のみなさまの豊かな発想に助けられ、ここまでついてこられたこと、
深く感謝いたします。
これからもまた、刺激という珈琲をいただくために、お邪魔させて
いただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。


1013 満尾おめでとうございます 百花 Mail URL 2003/03/23 10:32

初めて連句を体験させていただきました。
ながれ、ということで、とんでもないご迷惑もあったかと思いますが、私の方は楽しかったです。皆さまの「転想？」に目を見張っています。有難うございました。病み付きになりそう・・


1012 牡丹雪の巻・満尾 四童 Mail URL 2003/03/23 10:11

　紫野さん、挙句をありがとうございました。
　恋猫が春の季語なら産声を上げるのはいつだと確かめてしまいましたが、妊娠
期間は約２ヶ月で「猫の子」というのもまた春の季語なのですね。
　ともあれ、格子が発句の窓の四隅に連なって行き、素敵な円環をなすことがで
きたと思います。

　　　　　六吟歌仙　牡丹雪の巻

　　　牡丹雪窓に四隅のありにけり　　　　振り子
　　　　　隣家に消ゆる傘を振るひと　　　四　童
　　　春の炉の髯の長短見比べて　　　　　百　花
　　　　　風船を剃る練習の日々　　　　　な　む
　　　朧夜のういらう今日も泣いてをり　　東　人
　　　　　月下の椅子の影におどろく　　　紫　野
ウ　　六本の足くろがねの蟋蟀に　　　　　　　童
　　　　　色無き風の巣鴨プリズン　　　　　　子
　　　再会を誓ふ筆先触れ散りて　　　　　　　む
　　　　　霜踏む尼の後ろ髪ひく　　　　　　　花
　　　曼陀羅に融けて暮れゆく息ふたつ　　　　野
　　　　　人数分の皿を揃へて　　　　　　　　人
　　　玻璃超しのプールの月の割れもせず　　　花
　　　　　飛行船にて目指す国境　　　　　　　野
　　　ユーコンの河きしきしと解氷す　　　　　人
　　　　　親潮に乗り春を急ぎて　　　　　　　童
　　　輪に入れば見知らぬ同士花見酒　　　　　む
　　　　　文殊菩薩の性別を訊く　　　　　　　子
ナオ　ねぢ抜かれ二度と歌はぬオルゴール　　　野
　　　　　三行半を湯冷め心地に　　　　　　　花
　　　神棚の高さで直す冬の闇　　　　　　　　童
　　　　　カインの裔の労働意欲　　　　　　　人
　　　月曜の床屋にバンド集まりて　　　　　　子
　　　　　また増えてゐる金魚のお墓　　　　　む
　　　絵日記の四枚目より白紙にて　　　　　　花
　　　　　グルメな猿の健康診断　　　　　　　人
　　　愛人をふはり宥めるすべもなし　　　　　む
　　　　　ながながし夜を罪のくちびる　　　　野
　　　ダブリンに馬蹄のひびく月明かり　　　　子
　　　　　秋さらに澄み磁力渦巻く　　　　　　童
ナウ　枯野へと地軸傾く音すこし　　　　　　　花
　　　　　シート外せば白き母子像　　　　　　む
　　　唖蝉のすずしき幹に待つてをり　　　　　童
　　　　　水際に沿ふて回廊を来る　　　　　　子
　　　島ひとつおほひつくして花吹雪　　　　　人
　　　　　格子を洩るる猫の産声　　　　　　　野

　　　　　　　　　　　　　起首　2003年01月03日
　　　　　　　　　　　　　満尾　2003年03月23日

　改めて連衆の皆様、ありがとうございました。２、３日、前後に影響のない軽
微な修正を受け付けた後、四童ＨＰにアップさせて頂きたいと思います。

　では、しばしご歓談を。


1011 牡丹雪・挙句 紫野 Mail 2003/03/23 09:51

　　　牡丹雪窓に四隅のありにけり　　　　振り子
　　　　　隣家に消ゆる傘を振るひと　　　四　童
　　　春の炉の髯の長短見比べて　　　　　百　花
　　　　　風船を剃る練習の日々　　　　　な　む
　　　朧夜のういらう今日も泣いてをり　　東　人
　　　　　月下の椅子の影におどろく　　　紫　野
ウ　　六本の足くろがねの蟋蟀に　　　　　　　童
　　　　　色無き風の巣鴨プリズン　　　　　　子
　　　再会を誓ふ筆先触れ散りて　　　　　　　む
　　　　　霜踏む尼の後ろ髪ひく　　　　　　　花
　　　曼陀羅に融けて暮れゆく息ふたつ　　　　野
　　　　　人数分の皿を揃へて　　　　　　　　人
　　　玻璃超しのプールの月の割れもせず　　　花
　　　　　飛行船にて目指す国境　　　　　　　野
　　　ユーコンの河きしきしと解氷す　　　　　人
　　　　　親潮に乗り春を急ぎて　　　　　　　童
　　　輪に入れば見知らぬ同士花見酒　　　　　む
　　　　　文殊菩薩の性別を訊く　　　　　　　子
ナオ　ねぢ抜かれ二度と歌はぬオルゴール　　　野
　　　　　三行半を湯冷め心地に　　　　　　　花
　　　神棚の高さで直す冬の闇　　　　　　　　童
　　　　　カインの裔の労働意欲　　　　　　　人
　　　月曜の床屋にバンド集まりて　　　　　　子
　　　　　また増えてゐる金魚のお墓　　　　　む
　　　絵日記の四枚目より白紙にて　　　　　　花
　　　　　グルメな猿の健康診断　　　　　　　人
　　　愛人をふはり宥めるすべもなし　　　　　む
　　　　　ながながし夜を罪のくちびる　　　　野
　　　ダブリンに馬蹄のひびく月明かり　　　　子
　　　　　秋さらに澄み磁力渦巻く　　　　　　童
ナウ　枯野へと地軸傾く音すこし　　　　　　　花
　　　　　シート外せば白き母子像　　　　　　む
　　　唖蝉のすずしき幹に待つてをり　　　　　童
　　　　　水際に沿ふて回廊を来る　　　　　　子
　　　島ひとつおほひつくして花吹雪　　　　　人
　　　　　格子を洩るる猫の産声　　　　　　　野

おまたせしてしまい、申し訳ございません。
こんなのになってしまいました。
よろしくお捌きくださいませ。

1008 ＨＰ更新しました 四童 Mail URL 2003/03/22 20:58

　という訳で、アトム連句を四童ＨＰにアップするとともに俳句の見出しページ
を多少整理しました。上のback to Home Pageからお入り下さいませ。



1007 振り子さん、ども 四童 Mail URL 2003/03/22 18:35

　いやあ、どもども。宣伝はお任せ致します。捌き人は小心者なので…

　掃除機さんとうさぎさんは、とんとご無沙汰ですねえ。どうしていらっしゃる
のでしょう。掃除機さんは実は超ご近所であったことが判明し、感銘を分かち合
いたい句集（なむさんの『事譚』など）があると封筒にも入れず郵便受けに投函
したりしたものですが…。うさぎさんも『豆の木』ＮＯ．７を拝見する限り元気
そうです。「句る句るじゃいる」という長い原稿がよいです。

　四童珈琲店はこれからも皆さんとともに成長する座でありたいと思います。



1006 祝・アトム連句　満尾 振り子 Mail 2003/03/21 23:25

おめでとうございます。
外からたのしませていただきました。
連衆のみなさん、ご苦労さまでした。挙句よかった。
捌き手の四童さん、これはどこかに宣伝いたいですね。こんな試みをする未だ少年たちがここに、のアトム歌仙。
　
そして1000アーティクルおめでとうございます。
過去ログを1〜振り返って読んでいました。ここにはじめからお邪魔して、いろいろ楽しませていただいたり、学んだり、四童珈琲店は実り多き場でしたこと。はじめのころは阿部さんなどジャズ関係の方々のご訪問もあってその話題が拡がりがあり愉しかったですね。そうそう、掃除機さんやうさぎさんはどうしておられるでしょう・・・。
また刺激をいただきたく、懲りずにお邪魔させていただきますのでよろしくお願いします。



1005 三週連続忌日句会 四童 Mail URL 2003/03/21 11:39

　久しぶりに珈琲店でも句会をやりましょう。

３月26日　誓子忌
４月１日　三鬼忌
４月８日　虚子忌

　それぞれ締切厳守で行います。出題は考えますので、ちょっと待って下さい。


1004 紫野さん、ども 四童 Mail URL 2003/03/21 11:35

　どうぞどうぞ、ゆっくり行きましょう。急ぐ理由は何もありません。


1003 詠犬さん、ども 四童 Mail URL 2003/03/21 11:33

　アトム連句ではお世話になりました。頂いたグループ展のご案内に手書きでア
トムの絵が書き添えてあったのも懐かしい思い出です。

　それからいつの間にか1000アーティクルですね。皆様ありがとうございます。



1002 四童さん、どうもです。 紫野 Mail 2003/03/20 10:57

そうでしたね。水辺が３句続いてしまっていました。
すみません。
しばらくお時間をいただけますか？


1001 ありゃ、 詠犬 Mail 2003/03/20 01:04

ダブってしまいました。
ウランのパンツは気になりますよね。