演武会、終わりました。
実行委員として忙しく働いた方もそうでない方もお疲れ様でした。 みんな疲れるのが演武会です。毎年の事ですが、ほとんど見る事が出来ませんでした。いや、見なかったような気持ちで終わったという事かも知れません。私は何をしていたのでしょうか。よくわかりません。
今年も印象に残ったのはやはり人の多さでしょうか。
何年か前までは、自分の所属道場以外の道場にも今よりもっと顔を出していたし、支部道場の数自体が少なかったので、会員のほとんどは顔見知りでした。それが演武会の参加会員が400人を大きく超えた今年は知らない人がたくさん居て、普段は気付きませんが本当に大きな会になっているという事を実感するのに、充分過ぎるほどの大盛況でした。それはとてもすばらしく会員として嬉しい事です。人数が多くなると、それなりに内容も支部道場単位の団体演武中心のプログラムになり、ここ何年かは各道場それなりの工夫が見えるまとまりの演武会です。でも、なにか少し物足りなく思うのは“そこ”ですよね。
以前は初段以上の人は、演武会で必ず個人演武をするのが当たり前になっていたので、今とは違う緊張感が一人一人にありました。特に初段になったすぐあとの演武会での個人演武デビュ−は、審査の時の緊張を超えるものでした。演武会にはそんな感じがほしいと思っているのは、私だけではないんじゃないでしょうか。今のは今ので、まとまってはいると思います。でも、あの感覚が演武会の醍醐味ですよね。
会が大きくなって中身が変化してくると、それなりの新しい工夫が必要になってくるのでしょう。
難しい事かも知れませんが、それを克服していくのが発展という事のような気がします。
♪大盛況 あなたを見たい! 演武会 個人演武切望
千里牛

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