このところ杖の審査を受ける子どもが出ない。
前にほんのちょっとの間違いで不合格になった子どもも、その後沈黙している。
不合格者、もしくはまだ審査を一度も受けていない子どもが大多数を占めているので、みんなで受けなきゃ恐くない、というところだろうか。
何とかしたいと思っているが、子どもは大人よりももとっと楽なほうを選ぶものだ。
そうならない為には、やってみたくなる何かを感じさせる事だが、冒険してな何かを手に入れようとするタイプは、すでに審査に合格している顔ぶれなのだろう。残りの組にいる子どもは、荒野を目指さない温室型なのだろうか。
作戦として、稽古を初めてからそれほど時間が経っていない子どもをプッシュしてみることにした。
稽古前の自主稽古で様子を見てみると、かなり覚えている。
多分一度では合格はできないだろうが、何とか杖の審査に引っ張り出したいと思っている。
うまくいくと、ちょっとしたショック療法になるかもしれない。

0