先日台東道場に稽古に行くと、少年部の担当の方がお休みだったので私が代稽古をすることになった。
前にやってからだいぶ時間がたつので、私の顔を覚えている子どもも私の稽古に関する記憶はかなり薄れているだろう。
こういう時子どもは、慣れていない大人に対して少し緊張する。
もちろんいつもに比べるとこちらも緊張するのだが、これはお互いにとっていい緊張だ。
この緊張があると、1時間半の長い時間をだれることなく進んでいける。子どもの感覚はなかなか鋭敏で、少し慣れると、その環境の一番楽なところに落ちとこうとする。楽なほうに行くタイミングを与えないのがコツ、という事になるだろうか。
いつもと違う道場の子ども達の稽古に付き合うことで、私の気分も少し変わった。
そこで思ったのだが、例えば半年に一回くらい、少年部の担当者が担当を取り替えて、他の道場の少年部の稽古をしてみると、子どもにとっても担当の大人にとってもいつもの稽古に刺激を与えることができるような気がするが、どうだろう。

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