錬成大会当日。
滝野川体育館集合はまあまあ順調。
地下鉄で移動中、飯田橋での乗換えで2名が自動改札で引っかかる。
どういうわけか、目的地までの切符を買っていなかったので、乗り換え用の自動改札機を通れなかったのが原因だった。
なんで?と思うが、子どもの世界では大人の予期せぬ事が起こるものだ。でもこれは精算と切符を買う事で難なくクリア。こんなのはトラブルの内には入らない。
九段下駅下車、時計を見ると8:27。
9:00集合なのでちょっと早すぎたかなと思ったが、遅れるよりはずっといい。
やがて他の道場も、みんな到着して会場に入る。
着替え、トイレetc,etc。
そのあと、余裕を持って開始を待つ。
例年通り開会式のあと、基本錬成→稽古錬成とプログラムは進んでいく。
今年は滝野川道場からは演武錬成出場者以外に、4人を稽古錬成にだけ出すつもりで来ているので、私はそちらのほうに気持ちが向いている。演武に出る6人は、合同稽古を見ている限りほっておいても大丈夫だ。そこへ来ると初参加の4人は、多分あまりの広さと人の多さと勝手のわからなさに飲まれているだろうと思って、プレッシャ-をかけず、やりやすい仲間同士で稽古をすればいいと思っていた。ところがそのグル−プが出番前の待機の時、指導の係りの先生から、
『みんなに知らない人と稽古をするように言ってください』
と言われて、
『え? 私がですか? いまですか?』と思ったが、そこで躊躇しているわけにもいかず、みんなにそのように伝えた。
これは4年前に私が言い出したことで、せっかく合気道をやっている大勢の子ども達と出逢うのだから、勇気を出して知らない人に『お願いします』と声をかけて、知らない人と稽古をしてみよう、つながってみようという運動だ。
内心、滝野川の子ども達にできるのかと思いながらだったが、いざ始まってみると、滝野川の子ども達はみんな知らない子どもと組んで稽古をしている。普段内向的に見える子どもも、それなりにハ−ドルは超えて行くものなのだ。
今回の一番大きな収穫はこれかもしれない
追加情報:今年の参加者:2501名。
・・・つづく。
これで参加者のおよそ1/4


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