審査前、最後の稽古日だ。
私は、審査形式の稽古にそれほど熱心では無いので、この日も普通にやるつもりでいたらある子(新小四男子)が、
♂『せんせ−、審査の稽古しないんですかぁ』
私『したいの?』
♂『うん』
私『じゃ、やろう』
という訳で即決。
審査でどんなことをするのかを知らせておいた方が、審査の進行を妨げないですむだろうという狙いだ。
それにしてもこの小四男子、普段の稽古にそれほど熱心には見えない子だが、どういう風の吹きまわしだろうか。
(稽古はそれほどではないが道場に来るのは楽しいようなので、少年部、特に低学年の合気道の楽しみ方としては、それも“あり”だろう、と私は思っている。)
ともかく審査の事が気になっていて、稽古をしておきたいと思っているのなら、結構な事だ。
正直、本人の気持ち以外の理由がありそうな感じがしないでも無いが。
という訳で、審査形式の稽古をした。
・・・審査を意識しているようには見えない。
子どもは、緊張するという経験が少ないので、それが目の前来ないと緊張感を持てないものなのだろう。
それはそれで本番は楽しみだ。

2