集合も順調。予定より少し早く、8時には出発できた。
一人は家から道着で来ている。気合の表れか?
合同稽古で作ってきた演武は上々の出来だった。
団体演武をしていると、自分の回りの動きは見えないものなのだ。なので、やっている本人達には全体としてどうだったのか判らないだろうが、それぞれが気持ちよく終えることができただろう。
指導をなさっていた先生には、『お疲れ様でした』の一言だ。
実は滝野川では最後の合同稽古のあとのホ−ムル−ムで、稽古錬成では当日初めて会った人と組んで稽古をするように、みんなに指示を出しておいた。
知らない人とも繋がってみる体験をするためだ。
稽古錬成の直前にもう一度念押しをしたが、おおむね男子は
『そういうのいやだな〜』
的な顔で、返事もあいまいだ。
そばに居た他の支部道場の子どもにもいうと、
『そんなの出来な〜い』
と真っ向否定。
『僕ビビリだから』
と白旗状態だ。
始まってみると、本部道場の指導の先生からも、知らない人と組んでみようという案内をマイクでしていただいたし、現場で動いている他の合気会の指導の方々もほとんどそういう意向をお持ちの方のようで、去年よりスム−スに相手を見つけることが出来た。はじめは仲間同士で組んでいた子どもも知らない子どもとの稽古が出来ていた。
少年錬成大会ではこの何年か、その働きかけが確実に広がりつつある。
なぜか荒川合気会では、そういう空気はあまり無いようだが。
演武錬成は、個人技である技の稽古以外に団体で動く事で、子どもとして大切な体験になるだろう。それは間違いない。だが、そればかりに力が入ってしまうのは、少しもったいないと私には思える。それだけが大事な大会なら、錬成大会ではなくて、少年少女演武大会になっているはずではないだろうか。
だからどう取り組めば良いのか、もう少し考える必要はありそうだ。
ま、何はともあれ、無事に終ったのはやれやれ、結構なこどだ。
開会式も終了


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