合宿の夜のお楽しみではないドッヂビ―大会は初めてだ。
出来るだけ楽しいものにしたいと思い、ドッヂビ−の組み分けは道場対抗になるのを基本に考えた。いつもの中間が一緒のほうがいろいろ楽しいかなと考えながらの組み分けだったが、各道場の参加人数はまちまちなので結局そうは行かない。あとは道場基準を残しながら高学年が出来るだけ集まらないように強さが均等になるように狙ったが、結果は、優賞チ−ムは全勝、最下位チ−ムは全敗で、チ−ム力の差を感じさせる結果になってしまった。
今回は低学年と未就学児の参加があり、小さな子が高学年と同じチ−ムで一緒に動くことで衝突などの事故が心配だったので、他より人数を多くした年少だけのチ−ムをふたつ作っていた。
(実際にはあの人数なら、さほどの危険はないようだ)
最下位チ−ムはそのうちの一つだった。だが、もう一つの年少チ−ムは4位になっている。高学年が多いほうが強いチ−ムになる要素はあるが、学年だけでは強さは決まらないようだ。
ここがなかなかおもしろい。
実は組み分けをしたときに、それぞれのチ−ム力を予想してみた。個人の身体能力までは分からないので、メンバ−の学年の数字を合計してみるという単純な方法だ。小1は1点、小6は6点。中1は7点、未就学児は0.5点としてたし算した結果、1位〜3位は、B、C、Aという予想だったが、結果はA、B、Cの順になった。ここは大きくは外れていない、という事だろう。
ただし、さきに書いたように年少チ−ムについては予想は外れた。
次回は道場単位は意識せず、年少チ−ムも作らず、出来るだけチーム力が均等になるように考える事にしよう。
ドッヂビ−大会の次の稽古で、感想を子ども達に聞いてみた。
『楽しかった―』・・・優賞チ−ムの子ども達。
『楽しくなかった。…ぶつぶつ…』・・・最下位チ−ムの子ども達。
勝たなきゃ楽しくないか・・・。むつかしいね。


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