「7割とういう極めて厚かましい搭乗率を出してきたJALにも責任あり」
静岡空港
昨日の知事記者会見で搭乗率保証に関しての質問が相次いだ。
どちらが持ちかけたかの質問に両方からと答えたが、JALからという根拠は「7割という極めて厚かましい率を出してきた」からだという。最後には「がめつい」とまで。
しかし、保証の経緯について記者が開示請求した公文書百数十枚の肝心の部分が黒塗りだったことを知らされた知事は、「私はそれを見ておりません」という始末。いいかげん役人の隠ぺい体質に気づけよ、裸の王様か、といいたいところだ。
就任後初の記者会見で、記者からの「搭乗率保証について、これまでの経緯を調べてみるということですが、その調べられた経緯というのは我々にもオープンにしていただけるのでしょうか。」に対して、川勝「そうですね。隠すべきことはないです。」と保証に至った経緯の調査と公開を明言していたことも忘れたのか。
支払い拒否に関しては、「まさかの時の下支え」といって導入した経緯も前知事の独言とみていたようで、記者から県の空港部長も議会でそう説明していたことを突かれると「それはそれとして」支払うべきでないと逃げてしまった。
前記(
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/525.html)県税約八千万円をかけて福岡線の保証額圧縮のためという支援をすることについて、保証は支払わないということとの矛盾を突かれたが、
@平成21、自民、公明など、共産除く各会派からできる限りのことをしてほしいという要望があった。
Aできる限りJALと争いたくないので争いの種をなくしたいという県民あげての空気を感じているのでそれにこたえたい。利活用策は歓迎して迎えられている。
と議会と県民の責任を強調。
福岡線だけというのは特定の会社への支援になるという疑問には、
「行きたいけれど高すぎるという方の気持ちをくみ取る形のもの・・・」などと公平性の疑問には答えず利用者メリットを強調し押し切った。
八千万円かけて見込む搭乗率向上は純増6千人、率にして3.3%増だという。
現在発表の搭乗率は64.7%(実績搭乗率は62.4%程度)、これが3月末で68%までに回復するのか?
記者からJALばかり責めるが身内の責任はと問われ、まだ2か月あるとした知事。
空港部長代理として搭乗率保証の導入を進めた岩瀬洋一郎を副知事にした知事のこと、期待はしないが本性が見えることを楽しみにしている。