「またも隠蔽事実、JAL就航を決定づけた確認書の存在が発覚」
静岡空港
読売新聞のスクープで2007年10月31日付けで当時の県空港部長とJAL執行役員との間で署名押印された「確認書」の存在が明らかになった。
搭乗率保証支払い拒否問題が早速過去の隠された真実を暴きだし始めたようだ。
県の支払い拒否の根拠としてJALの一方的撤退表明が主張されているが、これに関連する部分としては「富士山静岡空港の利活用推進に向けての確認書」。文書では、「県とJALは静岡空港開港前後にかかわらず、需要動向、JALの経営状況などを検証しながら、路線や運航規模の最適化、路線維持の可否について協議を継続する。県とJALは上記協議結果にかかわらず、JALが独自の判断で路線及び便数の増減、機材の変更や路線維持の可否などを決定するものであることを相互に確認する。」と明記されているという。
読み方によっては撤退問題も協議の対象と見て取れるが、後段の「独自の」ということを素直に読めば何の拘束も受けないでJALが判断できる事項とも読める。
ちなみに、当時の知事がここでまたも登場し、読売新聞の取材に後段部分の解釈として「主導権は向うにある」などとしてJAL主張よりの発言をしている。
確かにこの2007年10月31日という日はJALが静岡空港への就航を明らかにした(
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/108.html)日に当たる。
県は7月5日の(JALが就航すると見込まれた路線への)ANAの突然の就航表明(
http://www2.ocn.ne.jp/~sizuoka1/kusp11.html)(
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/65.html)でJALが静岡空港に就航しなくなるのではと焦っていた時期だけに、前知事の発言は状況とも合致する見方だ。
これだけでどちらが勝ちとまでは言えないが、争点になれば法廷でさらに事実関係が明らかにされ真実が明らかになることだろう。
問題はこの事実がこれまでずっと隠され続けたことだ。
川勝は知っていたのだろうか?
知らなかったとすればまさに「裸の王様」(
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/615.html)だ。
いくら能天気でもそろそろ役人に騙されていたことに疑いをもつべきころだろうに。
「王様は裸だよ!」と叫ぶ小さな子どもさえ近づけない役人のガードの前に静岡県ではハッピーエンドはないようだ。