仙台市が当初来年3月までかかると見込んでいたがれき処理が、昨年10月から稼働の仮設焼却場や木くずをボイラー燃料として利用するなどの効率化で今年夏には処理が終わる見通しだという。
このため宮城県内の他市分のがれきも受け入れ処理するという。
ボイラーで焼却する際の安全性対策についてまでは不知だが、安全対策をゴミの焼却と同レベルで行っているならば、木くずをわざわざ静岡県内に持ってきて焼却処理するというシナリオと比較すると合理的な考え方だ。
受け入れか受け入れないかの二択の発想しかないどこぞの市長には現地での処理促進の支援という発想は露ほどにも無いのだろうが、これをしなければではなく、被災地支援の仕方は様々であることを踏まえて発言してもらいたいものだ。
さて、消費税の増税に前のめりのどじょう政権だが、欺瞞を見透かされ世論がついてこない。
穴のあいたバケツをふさぐことなく水(税金)を注いでもいずれ行き詰る。
天下り法人群や役人が穴のあいたバケツから降り注ぐ水に群る構図は何も変わらない。
申し訳程度の国家公務員の給与削減も恒久的な構造改革ではなく時限措置では改革とはいえない代物だ。
東北の公共事業を一般会計の公共事業と別枠としたことで、八ッ場ダムに象徴される優先順位の劣る大型公共事業も全国各地でゾンビのように軒並み復活してきた。
静岡県でも国道1号島田金谷バイパス4車線化や伊豆縦貫道など寝ていた事業に動きが出てきた。
消費税は待ったなしというが、それでもやはりバケツの穴をふさぐことが先決である。