年金横領・着服99件で3億4千万円超。(柳沢厚労大臣時代に明らかになったのは、うち1億3291万円)
といっても、3日現在、発覚したケースの集計だ。
氷山の一角という言葉があるが、水面下に隠れ闇に消えた金額は今となっては誰も知ることはできまい。
しかも、社会保険庁だけでなく、市区町村職員まで着服していたという。
市区町村職員が保険料を預かり払い込んだ特例納付の際の着服らしい。
さらに問題なのは、公表せずに隠蔽していた事件、処分をしなかった事件の存在だ。
社会保険庁の50件のケースのうち自発的に公表したのは半数に満たない24件。
横領した職員の依願退職を認め退職金を払って処分しなかったケース。
舛添厚生労働大臣は、これらを「どろぼう」「盗人」と称し、「もし、刑事告発していなければ、今からでも告発する。横領のようなことをやった連中は、きちんとろう屋に入ってもらう」と述べたが、まさに国民の声を代弁したものだ。
中には既に時効になったものもあるだろうが、是非とも有言実行が望まれる。
話し変わって、静岡県のかつての防災船「希望」。
今年2月にエンジンを除く船体を40,000,000円の参考価格で入札するも、結局買手なく、スクラップとして6,584,067円で売却処分。
この度、ようやくエンジンが売却され62,586,425円を得るも、購入額の約22億円を含め総額で約110億円を投じた末路が6千9百万円。差額の109億円に見合う成果があったのかの検証もされないまま幕引きとなりそうだ。
しかも、エンジンのリース代金として毎年1億円を昨年まで支払っていたというから驚きだ。エンジンの売却価格よりも高いリース料というのは異常だろう。
62,586,425円の価値しかないものを100,000,000円を毎年払って借りるというのは国民目線で考える以前の問題だ。(時価625万円の高級車を年間1千万円で借りる人はいないだろう。)はっきりいって不適正契約だ。
貸していた会社は石川嘉延知事様様だったと思われるのだが、県議会もオール与党化して存在価値を失った今、すべてが闇に消えてしまうのだ。
無責任と無反省と無言が支配する国へ。
これが石川県政のめざす腐国有毒の実践だ。
今、そしてこれからも現実化していくのだろう。