SNSをやっていると、友人の投稿以外にも広告やリンクが多々挟まれて、ついつられてしまうことがある。
何しろ奴らは私の好みを良く知ってるのだ。
動物、食べ物、音楽。
ここに最近は、ロカボ絡みが入ってくるようになった。
私が低糖質ダイエットを始めたことなど、とっくにバレている。
うかつな検索をすると、足跡が残されるのだ。気を付けなければ(笑)
そんな中でも好んで読んでいるものがある。「ロカボ実験室」というところの記事だ。
個人でアップしているようで、食品による血糖値の上がり方を計っては公表している。なんちゃってロカボダイエッターには、実に参考になるものであった。
糖質の高いものを食べると、直後に血糖値がグンと上がってしまう。なので上がらないものを食べたいのである。
そのためにはいちいち調べる必要があり、結構煩わしい。
中には糖質が高いのに血糖値が上がりにくいもの、などという例外的なものもあるので、これがリアルな結果として見えると拍手喝采である。
これまで私が見たものでは、春雨がセーフ、またオリーブオイルや舞茸やキャベツが、血糖値の上昇を抑えていた。
Facebookでランダムに見ているのももどかしくなってきたので、やがて私はLINEのメルマガに登録した。こっちでは毎日夜の9時に、計測結果を発表しているのだ。
昨日は「からだすこやか茶」だったが、これにはほとんど効果が見られない結果であった(笑)
初めて届いたメルマガには、自己紹介が載っていた。
食べることが好きだというこの方、一時は脂肪肝になり、このままでは危ないと医者に宣告されたそうだ。
そこで低糖質ダイエットを始め、ちゃんと結果も出したのだが、食べたいものを食べられないのは辛い、何とか上手く好きなものを食べる方法はないのか、というところから、血糖値の変化を計るようになったとのこと。
その結果、意外と食べられるものがあったという発見をしているところである。
電子書籍で実験結果のデータも出しているようで、メルマガ読者にはPDFで106円にて販売している。これも欲しいな。
実験は続く。リクエストも募集していたので、私もメールを送った。
メルマガが届くのが、楽しみになった。
ところがある日、いつもと違う内容のメルマガが届いたのだ。
だんだん糖質を抑える方法が分かってきましたが、毎食同じという訳にもいきません。
「毎食楽にできる方法」でないと、日常生活には取り入れることができません。
そこで、その方法を書いた完全版ブックを紹介します。
以下、その本がどれだけ凄いかが長文に渡って書かれ、販売開始は翌日、一週間だけ特別価格にします、と締めていた。
・・・なんだか急に、商業的になってきたね

まぁでも今買える書籍も、PDFなら106円なのだ。良心的と言っていい。
これだけのデータも、惜しげなく公表しているのだ。好きでやってるみたいだし。
私は翌日のメルマガを待った。
次のメルマガは、前回以上の長文であった。
「これだけやっておけばOK!」
「厳選された答え」
「我慢から解放」
「あなたはまだ苦しいガマンを続けますか?」
・・・・・・・・・良心的・・・なんだよね
「今日から7日間は大幅値引き価格にて」
この流れ・・・。
「購入者のリアルな声」が続く。
何だか私の思ってた人と違う人のようである。
そしてついに「こちらをチェック」を開くと・・・、
さっきの何倍もの長文による説明、他の人の実験結果、感想が延々続く。
もう確定している。これはステマだ。この人は宣伝しているのである。ここまでは長い長い伏線だったのだ。
今となってはただの胡散臭い広告でしかない。
長い長い長いスクロールの後にやっと、目次の紹介があった。肝心な部分は○○と伏せられている。
その後に特典の案内があり、○○について少しばかり触れ、次には「人ひとりあたりの健康食品・サプリの平均支出額が年間2万4千円、生涯で使う期間を40年とすると、96万円」になると示した。
いよいよ数字が出てきたぞ。答えはもうすぐだ。
対する○○は「世界中どこにもない、マニアックで、一生使える知識」を、
29600円で販売します。
が、今回特別に14800円でお譲りします。
いや正直、数千円ぐらいだったら買ってもいいと思う自分がいた。
96万→29899円→14800円、安い

ってならんわ、106円のPDF感覚でいたのだ。
よくよく読んでみると、某食品会社の低糖質食品を一緒に食べることになりそうな感じだし、まぁ上手い話はそうそうないということである。
さて。
その後も今のところ血糖値の測定結果は送られてくるので、せいぜいこれを参考にさせて貰うことにする。
白ワインは血糖値下げるよ


362