ブログの更新、とことん不規則になってます。確かに忙しいのは忙しいのだけど…。
よその掲示板とかコメントとかを書く時間はあるのに、ブログ更新ができないってことは、どうも「まとまった時間が取れない」というところに理由があるようです。小刻みの時間だと、ちょこちょこした作業や
mixiのアプリで遊んだりなんかは気軽にできるんだけど、こんなブログでもやはり「考える時間」っていうのが必要なんですよね。
しかし忙しいな。日本語のクラスで、「忙しいっていう字は、『心が死ぬ』って書く(意味)のよ〜」と教えたら、生徒さんびびってました。英語でbusyっていうと、どっちかというとポジティブに使うけど(Keep myself busy!とかね)日本語の「忙しい」は、よっぽど「儲かってます〜」って言いたい場合でもなければネガティブかも。
日本語のクラスと言えば、今は、日本語検定試験(JLPT…Japanese Language Proficiency Test)追い込み時期です。アメリカでも受けられるこのテストは年に1回(毎年12月初旬)だけ。日本とアジアの一部では年2回開催になったみたいだけど(1,2級のみ)こちらでは、とにかく年に1度のチャンス!というわけで、今かなり気合い入ってます。教える方も、教わる方も、ね。
ちなみに問題はこんな感じ。
聞き取り(聴解)例題(3級)
・お母さんと子どもの会話です。問題:子どもが初めに行くところはどこですか。
母「まことくん、おつかいに行ってきてくれる?」
子「いいよ。どこへ行く?」
母「肉屋で鶏肉を買ってきてちょうだい。」
子「わかった。」
母「あ、その前に八百屋でキャベツもね。」
子「うん。行く途中に、ケーキ屋でアイスクリームを買ってもいい?」
母「アイスクリームなら家にあるでしょう。」
子「はあい。じゃ、行ってきまーす。」
問題:子どもが初めに行くところはどこですか。(この部分は最初と最後に繰り返される)
選択肢:1ケーキ屋 2アイスクリーム屋 3八百屋 4肉屋
日本語ネイティブにとっては、どこが難しいのかよくわからないかもしれないですが、まず「行きます」という動詞には親しんでいても、その「てフォーム」である「行って」に「きて」が付いて、しかもそれが「〜てくれる(〜てあげる、〜てもらう)」という難関動詞になっているところでつまずく人はつまずきます。
そしてせっかく「肉屋で鶏肉!」と覚えたら「その前に」と言われて頭の中で順番が狂う。さらに今度は子どもの方から「行く途中」に「ケーキ屋」で、「アイスクリーム」なんて言われちゃうんだから必死で内容に付いていくしかありません。さらに、お母さんは子どもからの問いかけに対して「いい」とも「ダメだ」とも答えず、「アイスクリーム【なら】家にある」という、これまた難関の条件形を使ってやんわりと断る。
これが一つずつゆっくり考える間もなく次々と襲ってくるんだから…(>_<)
・・・・・・・かわいそうです・・・・・・
もっとも、我々がTOEICやら何やら英語の試験を受けるときもたぶん似たような目に遭っているのだし、ムスメはフランス語で、ムスコは中国語やドイツ語で、やっぱり似たようなテストに四苦八苦しているらしい。ということは、語学の勉強なんて、ある程度同じようなメソッドでコツコツと勉強して、触れて、慣れていくしかないってことなんだろうなあ。
私も日々実感しているけど、言葉って「わかっている」ことと、それを「使える」ことの間にはかなりの開きがあります。日本を旅行してきた生徒さん、通りがかりの日本人と日本語で会話して、思っていたよりもちゃんと通じて嬉しかった!と。でもね。
私「写真もいっぱい撮ってもらったみたいですね。人に写真を頼むとき、なんと言ったんですか?」
生徒さん「『ワタシノ シャシンヲ
トリマセンカ?』ト イイマシタ」
私「・・・・・・それはね、『私の写真が欲しいですか?』っていう意味ですよ。」
生徒さん・・・・・ひたすら赤面
このように、「〜ってくれる」「〜てもらう」の文法は知っているはずでも、いざとなると使えないものなのですよねえ。ああ、耳が痛い。
ともかく。
最後の追い込み、がんばれ〜!JLPT 受験生たち!
「オレの写真を『撮りませんか』 何がいけないのか、オレ全然納得いかなーい。(てか、撮らないでくれる?)」
それにしても、autopage反応遅し。このブログサイト、いつまでもつのかしらん。。。

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