オットがHome DepotからLog Splitter(薪割り機)を借りてきました!
思えばここ↓から始まった、我が家の恒例、秋の肉体労働週間。
2004/11/9 「暖炉用の薪をget 」
ご近所のメーリングリストに「薪用の丸太、余ってませんか〜」と呼びかけたら、「うちの庭に転がってるよ〜」って声をかけてくれた人がいたんですね。
それ以前は、家を買ったとき、庭の片隅にうち捨てられていた丸太(家を買うと、前のオーナーがいらなくて置いて行ったものも一式引き受けることになります)をオットがちょっとだけ割ろうとしたけどうまくいかなくて。その年の薪は結局業者から買ったけど、量をごまかされて後味が悪かったんですよね。
肉体労働をすること。それも、生活に密接した肉体労働が、ここではとても身近です。晩秋から初冬にかけては労働の季節。落ち葉仕事と薪割りと。なかなかの重労働ですが、やっぱりこれをこなさないと気持ちよく暖炉が使えません。
さて、年々、薪割りも上達、家族の誰もがスパーンと気持ちよく丸太をsplitできるようになってきた我が家ですが、最初の年の薪割り以来、斧の手に負えないほど大きな丸太はひたすらひたすらひたすら我が家に溜まっていたのでした。くさびで割ることもできないほどの巨大丸太。直径70センチぐらいのも。それから、素人がチェーンソウで切ったので、切り口が斜めになっているもの。こういう木は立てることができないので、斧で割れないのです。これを解決するには、もうLog Splitterのお世話になるしかない!…とオットが主張し始めて3年くらい経ったでしょうか( ̄▽ ̄;)。
でもお値段と場所を考えると、とても購入するわけにはいかず、かくして我が家の庭には、まるでWillのエクササイズグッズのように丸太がゴロゴロしていたわけでありました。それはそれで、彼の筋肉を鍛えるには有効でしたが、もうこれ以上筋肉付けても困るし。大体、邪魔で仕方ないです。
「バリバリ鍛えるでちよ〜」
状況を打破してくれたのは、Tool Rentalのシステム。DIYストアや、一般のレンタルショップで、こういう大型機械も貸してくれるんですね。24時間借りて、保険込みでも70ドルくらいだというので、オットが張り切って借りてきましたよ。

こうやって
引きずって引いて持ってきました。

この刃で割るわけです。

ガレージの前に設置して使い始めました。
垂直に立った刃をレバー操作で押していくと、挟まれた丸太が綺麗に割れるんです。
巨大丸太もこの通り

動画が見られない方へのサービスショット
なかなか難しいみたいです。
男衆ががんばってくれてるから、私たちは出番ないかな〜、なんて呑気に裏庭にまわってみると…
どっひゃ〜ん

お、男衆・・・

これを、これから全部持っていって割って、運び戻して、崩れてこないよう、見栄えが悪くないよう、綺麗に積み上げなければならないのですね。
あとはもう、ひたすら黙々と働くばかり。裏庭から表のドライブウェイへ丸太を運び、割れた薪を裏庭に持ってきて積む。
一輪車さばきの見事さで酪農農家のヨメにスカウトされたこともある私の出番でございます。しかし、バフンと違って薪の重いこと重いこと。そうでなくてもWill助に痛めつけられている芝生が気の毒でした。
「オレは・・・」
「肉体労働なんかしなーいの。高貴な貴公子だから。」
高貴な貴公子、肛○腺が溜まったらしくて地面にお尻を押しつけてましたねえ。
黙々と、もくもくもくもくと作業は進みます。BGMは8馬力のモーター音と、木につながれて吠え狂ううちのチンピラ君の声だけ。
もくもくもく。無心になって肉体労働をする時間って必要だなぁと感じます。手足は機械的に動いているようでいて、実にいろいろなことを考えてる。一番下には安定の良いものを、次の段はすき間を埋めるように。ぐらぐらしないように一本ずつよく馴染ませて、同じ向きのままでは、上に行くに連れて両端がだんだん狭くなってしまうから、バランス良く、横向きの段も作らなくてはいけない。短い木は安定しないから、長い木を渡して、短いものは、うまくはめ込んでいく。慎重に、手早く、効率良く…もくもくもくもく。私と背中合わせでフーも、もくもくと積み上げ作業に励んでいました。
考えて「できる」と思うことと、実際やってみて「できる」ことの間には、やっぱり温度差があります。人がやっているのを見るとどうしても、自分ならもっとうまくできそう、って思っちゃうけど、やってみると「思うほどにうまくいかない」ことを思い知ることになる。薪を積み上げながら哲学してしまいました。

何年もかけて、あちらこちらから集まってきた木なので、カバ、リンゴ、ナシ、Ash(トネリコ)と様々です。

哲学中…には見えないねえ
ひたすら薪を積み上げる作業で、軍手をしていても両手の指先にマメができました。天然スクワットで腰も足も痛い〜。後半、薪割り作業が終わると一輪車はウーが交代してくれました。全部でおよそ20往復くらいしたかな。地道に仕事は終わっていくものですねえ。お昼も食べずに続け、2時近くにすべての作業は終わりました。
え?働き手が一人足りない?そうなんですよ。前日遅くまでボランティアの衣装作りに追われていた長女、ブーさん。とうとう起きてきませんでした。私も十代の頃はよく寝たけど…あれほどじゃなかったな。
それにしてもすごい量の薪!結局スタックが3つと少し出来ました。最初の年に買った量(1コード)の4倍ほどはあります。今年は気兼ねなく薪が使えるね。豪快に薪を使えば、暖炉って本当に暖かいです。1階部分がほとんど暖まります。捨てられちゃう倒木を一生懸命集めてきた甲斐がありました!なんでも、オイル高騰の影響で、今年は暖炉を本物に戻す人が増えているとか。ここ数年、ガスや電気で火のように見せかける、お手入れ不要の暖炉が主流になっていたんですけどね。やっぱり本物がいいよ。
ともあれ、これで連休の肉体労働はおしまいね!最後の一日はゆっくりと・・・・・
「ゆっくりと落ち葉のお掃除をしろ〜オマエ〜」
過去の関連エントリー、まとめて見ました。
2004/11/11 「薪割り (その1)」
2004/11/12 「薪割り (その2)」
2006/9/17 「薪仕事と落ち葉集め」
2006/9/4 「働く働く」
2006/11/1 「季節はずれのナーサリー」
2006/11/8 「Good Job! 薪割り隊」
2007/2/16 「薪を割ってボーリングに行って」
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