2006/3/17  20:38

ブロークバック・マウンテン ☆☆☆  映画感想 〜2007年

実は、思ったより乗れなかったのです。それは、主人公のイニスがどうしても好きになれなかったから。(<またそれかい。)

以下ほんのりネタバレ気味

結構、自己中心的で残酷な男に思えて。だいたい奥さんにだって、まともに隠そうとするだけの気遣いさえないじゃん。あれじゃ、恨まれて当然。要するに、「おまえら、釣りしろよ!」ってこと。

本当は愛していなくても、結婚した以上、不倫するなら(相手が男だろうと女だろうと)せめて妻の反応を「気にする」のが、なんというか、最低の礼儀ってもんじゃないかなあ。あれじゃまるで、女にも心があるってことを無視しているみたい。ゲイだろうとバイだろうとヘテロだろうと、「おれの子を産むつもりがないならもうお前とは寝ない」なんて言う男、女性観客としては、かなり引きます。

肝心の、彼のジャックに対しての気持ちにしても…自分は相手のために何も捨てるつもりはないのに、独占欲だけは強いあたり、まさに(悪い意味で)古風な「男」そのもの。

でも…彼が子供の頃に目撃したこと、父親がしたことを聞いてから、彼の歪み、冷たさの理由がわかるような気がしました。ジャックとの生活に踏み切れない理由だけじゃなく、結婚生活に対する投げやりさも、愛ではなく瞬間の欲望だけに生きているように見えるのも、多分そこからきているんだろうな。

結局、彼が一生のうちに愛したのはジャックだけだったのだなあ。一生に一度の真実の愛、唯一心から望んだものを、自ら憎み、押し殺さざるを得なかったために、どこかがばらばらになってしまって、相手も自分も周囲の人も傷つけることしかできなかった。自分でも「最低の人間」だと言っているし…もっと寛容な社会に生きていればこうはならなかったはずで、そう考えると、かわいそうな気もする。やっぱり好きにはなれないけど。

というわけで、切ないラブストーリーを観るつもりで出かけたら、重い辛い人生の話を観てしまった−という感じなのでした。




2006/4/13  0:25

投稿者:Kumiko

ステンズランドか〜。気づきませんでした。
それに気づいちゃうところが、どみさんの愛情の深さですね。(いや、ステンズランドへの愛情ではなく…)

ジャックが義父に反抗する感謝祭のシーン、結構お気に入りだったりします。
この映画でこんなシーンがお気に入りっていうのも何ですが。

2006/4/10  23:53

投稿者:どみ

一ヶ月近く前の記事へのコメントですみません。
最近地元でブロークバック・マウンテン見てきたんですけど、
ジャックのイヤミな義父、どこかで見たことあるなーと思った
ら、LAコンフィデンシャルのバドの相棒、ステンズランドで
したね。
お元気そうで何よりでした。とは言っても血糖値とか血圧は
高そうでしたが(大きなお世話)。


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